マサオカ(@iMassa07)です。iPhone12を使っていると使いたくなるのがMagSafe。
MagSafeは、磁石で固定する急速充電の仕組みです。
これまでiPhoneに採用されてきたワイヤレス規格「Qi」は最大7.5W出力に対応していましたが、MagSafeは最大15W出力の高速充電が可能になりました。
MagSafeの充電時間はQiの2倍。(50%までを計測)
モバイルバッテリー製品もMagSafe対応モデル(CIO MB5000-MAG)が発売されていますが、バッテリーメーカー大手AnkerもMagSafe向けの製品をリリースしました。
Anker PowerCore Magnetic 5000です。
容量5,000mAh、最大5W出力のマグネット内蔵ワイヤレスバッテリー。
実はこの製品、最大出力5Wなので厳密にいうとMagSafe対応とは呼べません。今回は、そのあたりも詳しく解説していきます。
- iPhone12 満充電1回分のバッテリー容量
- スマホに貼り付けて充電(最大5W)
- USB-Cケーブルで充電(10W)
目次
Anker PowerCore Magnetic 5000の外観デザイン
マサオカ
まずはデザインからチェックしていきます。
サイズはW93×H63×D16mm。質感はサラサラとしていて丸みを帯びており、グリップ感が良い形状をしています。裏面のデザインもシンプル。マグネットポイントがわかりやすくなっています。
1.6cmの厚みは、少し分厚いと感じました。CIO MB5000-MAGと比べると+0.5mm。
純正MagSageケースを含めたiPhone12より厚みが出るので、充電中は少し大きく感じます。
サイズ自体はCIO MB5000-MAGよりも小さく作られているので、真上から見た姿はスッキリとしていて美しいですね。磁力も強力で、その他のMagSafe製品と比べても遜色ありません。
側面の下部には端子やボタンが集まっており、バッテリー残量を確認するLEDランプ・USB-C給電充電・電源ボタンが並んでいます。
LEDランプは5つ並んでいて、右の4つがバッテリー残量・一番左はワイヤレス充電の状態を表します。
LED | 残量 |
---|---|
○○○○● | 0〜25% |
○○○●● | 25〜50% |
○○●●● | 50〜75% |
○●●●● | 75〜100% |
●○○○○ | スタンバイ:消灯 充電中:ブルー |
ワイヤレス充電中はLEDランプが白く光ります。
マサオカ
白LEDライトが嬉しいです。
バッテリーの充電用にUSB-C to USB-Cケーブル(0.5m)が一つ付属していました。
PowerCore Magnetic 5000 | |
---|---|
容量 | 5000mAh |
サイズ | W93×H63×D16mm |
重さ | 133g |
カラー | ブラック |
ワイヤレス出力 | 5W |
Anker PowerCore Magnetic 5000の機能と特徴
マサオカ
PowerCore Magnetic 5000の特徴を紹介していきます。
CIO-MB5000-MAG | |
---|---|
入力(Type-C) | 11W |
出力(Type-C) | 10W |
出力(Wireless) | 5W |
出力(C+W) | × |
ワイヤレス充電 5W
PowerCore Magnetic 5000は最大5W出力のワイヤレス充電に対応しています。
Magnetic5000の充電方法は、iPhone背面に磁石で貼り付けるだけ。ボタン操作は必要なく自動で充電が開始します。ワイヤレス充電では、最大95%まで充電できました。
バッテリー容量 | 充電時間 |
---|---|
50% | 93分 |
80% | 135分 |
95% | 182分 |
厳密にいうと「MagSafe対応」ではない
マグネットでくっつけて充電できるのですが、この製品は厳密にいうとMagSafe対応ではありません。
先述したとおりMagSafeは最大15Wの急速充電に対応した製品を指します。でも、PowerCore Magnetic 5000は最大5W出力まで。15Wに満たないので、この製品はMagSafe対応ではないんです。
マサオカ
iPhoneのワイヤレス充電は7.5Wまで対応しています。なぜ5W出力に抑えたのか・・・
なので充電中も、MagSafeのサインではなくワイヤレス充電のサインが表示されます。
充電速度も3分の1で、0%→50%まで充電するのに1時間半くらいかかりました。MagSafe対応だと約30分です。
デザインが完璧に近いだけに、MagSafeに完全対応していないのが残念で仕方ありません。とは言っても「磁石でくっつく」「ワイヤレス充電できる」「5,000mAh モバイルバッテリー」に違いはないので、充電時間の遅さに目を瞑ればかなり魅力的なアイテム。
カバンの中で充電するといった用途では、充電速度の遅さは特に問題ありません。
マサオカ
充電速度を取るなら「CIO MB5000-MAG」
デザインを取るなら「Anker PowerCore Magnetic 5000」
USB-C有線充電 10W
Magnetic 5000の下部についているUSB-C端子を使えば、最大10Wの充電が行えます。
iPhone12 Proで試すと約9.5Wまで出力できました。この端子はPD急速充電には対応していません。
2台同時充電は不可
USB-C充電とワイヤレス充電を同時に行った場合、ワイヤレス側の充電が切断されました。ワイヤレス・有線ケーブルの同時充電は不可能のようです
稀に、電源ボタンを押すと同時に充電できることがありましたが、基本的にワイヤレス・有線充電どちらか一つの充電方式を選びましょう。
5,000mAh (iPhone12 1.7回分)
iPhone12のバッテリー量は2,812mAhなので、有線での充電時には1.7回分の満充電が可能です。
ただし、ワイヤレス充電時には変換ロスのため実質満充電1回程度になるので注意してください。
シリーズ | バッテリー | フル充電 |
---|---|---|
iPhone12 Pro Max | 3,687mAh | 1.3回 |
iPhone12 / 12 Pro | 2,812mAh | 1.7回 |
iPhone12 mini | 2,227mAh | 2.2回 |
まとめ:Anker PowerCore Magnetic 5000はデザイン重視のワイヤレスチャージャー
ここが良い
- デザインがシンプル
- ケーブルを使って2台同時充電できる
- iPhone12 1.7回 満充電
ここが残念
- ワイヤレス 最大5W
- 有線 最大10W
- PDなし
本日は、MagSafe向けワイヤレスバッテリーAnkerの「PowerCore Magnetic 5000」をレビューしました。
5000mAhの容量、マグネットで張り付くコンパクトなモバイルバッテリーでした。
スペック面の充電速度が少し残念でしたが、デザインはCIO MB5000-MAGを超える完成度。外出中の予備電源として活躍できそうです。一軍ガジェットポーチにin。
マサオカ
MagSafe対応の15W、急速充電対応のモデルが発売して欲しいところ。
おしゃれなMagSafe向けモバイルバッテリーを探している方は、こちらを使ってみてはいかがでしょうか。
本日はここまで。ありがとうございました。マサオカ(@iMassa07)でした。