仕事に集中してたら、使いかけの文具でデスクがまた散らかってる。
そんな悩みを解決したいなら、デスクに一時保管用のトレーを用意してみましょう。

散らかりがちな小物の保管場所を決めるだけで、卓上にまとまりが生まれます。
本日は、牛ヌメのタンニンレザーを立体形成したデスクトレー「colm レザートレーM」を紹介します。
お値段は6,600円しましたが、レザー製品は半永久的に使えるものですし、後述する品質面でもかなり満足している製品です。


目次
colmはレザー製品なのに「縫わない」

colm(コルム)の製品は、レザーではあまり馴染みのない加工製法を採用しています。
一般のレザー製品なら何枚かの革パーツを「縫う」ことで製品を形作りますが、colmには「縫い」の工程がありません。
なんと、「プレス」してレザーを形成します。
金属ではよく使われるプレスをレザーに行うのです。
- プレスの型を作り、
- 一枚もののヌメ革をプレス機に入れて形成。
- その後、ひとつひとつ型から外して自然乾燥させます。
あえて手間のかかる工程を選ぶこだわりを感じました。

プレス製法だから、立体的なのに一切縫い目のない独特なデザインができるんですね。
革の経年変化を楽しむ「タンニンなめし」

製法は特殊ですが、素材となる革は昔ながらの「タンニンなめし」が採用されています。
「なめし」とはレザーの加工工程のことで、革を腐敗や腐朽から保護し、革を柔軟で使いやすい素材に変えるために行います。
その中でも「タンニンなめし」は、革の柔軟性を損なわずに、自然な風合いを残せるのが特徴です。
タンニンは革の繊維と結びつくため、革がしっかりとした強度を持ちながらも、柔軟性を持ち合わせることができるのです。

タンニンなめしの革製品は、時間とともに独特の経年変化を楽しめるのもポイントです。革を使うほどに風合いが増し、深みのある飴色に変化していきます。
経年変化(エイジング)は、レザー製品を扱う上での楽しみのひとつですね。

レザー製品は、たまにオイルを入れてあげるとより風合いを増してくれます。
ラナパーレザークリームのような、色んなレザーに使えるケアキットを用意しておくと良いでしょう。
文具がちょうど入る「サイズ感」

colmレザートレーのサイズはW210 × D90。一般的なペン類ならピッタリ入るサイズ感です。
私はApple pencilやLAMY2000 4色ボールペーン、LAMY Safariなど入れております。
デスクに露出するトレーは「みせる収納」としての側面もありますから、おしゃれな文具を入れておくのもおすすめですよ。
デスクで暴れない「滑り止め」

レザー製品って本体が軽いのもあって、デスクの上でスルスルと滑るんですよね。
colmには滑り止め防止で、裏面の4箇所にゴム製のストッパーがついています。
細かい部分ですが、こういった細部に作り手のこだわりが現れます。
こういうの大好きだ。
プレゼントにもちょうど良い「化粧箱入り」

購入した際に入ってくる化粧箱もおしゃれでした。ロゴの型押しが入ったシンプルなものですが、プレゼントにも最適な品質でしょう。
まとめ|大切な小物に、休憩場所を作ってあげよう

ここが良い
- 特殊製法で縫い目のないフラットなデザイン
- タンニンなめしで経年変化を楽しめる
- メンテすればほぼ永久的に使える
ここが残念
- 6,600円/文具トレーの中では高級
本日は、デスク小物の休憩場所として愛用する「Colm(コルム)レザートレーM」の紹介でした。
1年ほど使っているので、擦れやペンのインク染みが出てきました。
例えばこれが電化製品だったなら「汚れ」と嫌煙されるでしょうが、レザー製品は生活でついた傷や汚れを見て「味が出てきた」と喜びます。
不思議ですね。日々オイルを入れて手入れをして、傷も含めてほぼ永久的に使っていける製品です。
これからも大切にしていきたいです。