マサオカ
「Deco X60」をレビューしました。比較されやすいDeco X20との速度対決もしています。Decoシリーズを検討している方に役立つ記事です。
マサオカです。今年7台目のWi-Fiルーターの紹介です。
愛用のメッシュWi-Fiルーター「TP-Link Deco X20」の上位モデル「TP-Link Deco X60」が発売されました!
Deco X60はAX3000クラスのデュアルバンド メッシュWi-Fiルーター。AX1800クラスの人気メッシュルーターDeco X20の通信速度が大幅に強化されたモデルです。
最大速度は5GHz帯が2402Mbps、2.4GHz帯が574Mbp。
ストリーム数が4から6本にアップしたことで大量接続時の速度低下が減り、5GHz帯の通信速度がDeco X20 の2倍(1201Mbps→2402Mbps)にアップしました。しかもサイズ感はそのまま。
この「5GHz:2402Mbps」という数値は、他社高級メッシュルーターNETGEAR Obri Wi-Fi6、LINKSYS MX5300と同等の速度です。尚且つ価格は2ユニットで3万円と圧倒的な安さ。
Wi-Fi 6メッシュルーター | バンド数 | 通信速度 | ストリーム数 |
---|---|---|---|
Deco X20 | デュアルバンド | 5GHz:1201Mbps 2.4GHz:574Mbps | 4 |
Deco X60 | デュアルバンド | 5GHz:2402Mbps 2.4GHz:574Mbps | 6 |
NETGEAR Obri 6 | トライバンド | 5GHz:2402Mbps 5GHz:2402Mbps 2.4GHz:1147Mbps | 4 |
LINKSYS MX5300 | トライバンド | 5GHz:2,400Mbps 5GHz:1733Mbps 2.4GHz:1147Mbps | 12 |
マサオカ
5GHz帯の通信速度が、他社製のハイエンドモデルに追いつきました!
Deco X60は同時接続150台まで可能で、最大460㎡の広域に高速Wi-Fiを行き渡らせ、戸建て住宅から小規模なオフィスまで対応できるパワフルなメッシュWi-Fiルーターです。
これで、TP-LinkのDecoシリーズはDeco X20・Deco X60・Deco X90の3機種となりました。Deco X60はコスパの良いミドルクラス。
それでは触っていきます。
- 6ストリーム Wi-Fi 6対応
- 5GHz:2402Mbps
2.4GHz:574Mbps - メッシュWi-Fiルーター最速値
- 同時接続数150台・最大460㎡
- MU-MIMO対応
- Gigaポート
目次
TP-Link Deco X60のスペック表
基本スペック
通信規格 | Wi-Fi 6(11ax) |
---|---|
通信速度 | 5GHz:2402 Mbps 2.4GHz:574 Mbps |
カバー範囲 | 460㎡ (4LDK×3〜4) |
同時接続数 | 150台 |
アンテナ数 | 4(内蔵) |
便利機能
MU-MIMO | ◯ |
---|---|
ビームフォーミング | ◯ |
バンドステアリング | ◯ |
メッシュWi-Fi | ◯ |
その他の機能
セキュリティ | WPA-PSK WPA2-PSK WPA3 |
---|---|
専用アプリ | ◯ |
USB端子 | – |
Deco X60の特徴|「6ストリーム」の高速メッシュルーター
Wi-Fi 6 AX3000 460㎡ 同時150台 MU-MIMO ビームフォーミング バンドステアリング メッシュWi-Fi デュアルバンド
どんなルーター?
ヨメ
マサオカ
現在発売されているメッシュWi-Fiルーターの中でも高速のスペックを持ってます!
Deco X60は、高コスパメッシュWi-FiルーターDeco X20をさらに高速化した上位モデル。最大の特徴は「Wi-Fi 6対応」「ストリーム数アップ」による高速化です。
市販のメッシュWi-Fiルーターの中でも最高速度の5GHz帯:2402Mbpsを出せるようになりました。
150台のデバイス接続が可能で、Qualcomm製のクアッドコアCPUの高速処理によって複数デバイスでデータ通信をしてもストレスがありません。
最新セキュリティ規格WPA3、TP-Link HomeCare™(トレンドマイクロ製)のアンチウイルス機能や保護者による使用制限機能などセキュリティ面においても非常に優れています。
Wi-Fiエリアは460㎡(2台利用時)にもなり、部屋の隅々にまでWi-Fiを行き渡らせます。一般的な住宅2棟分をカバーできる広さです。
IoT機器を使う家庭だけでなく、オフィスや店舗などのビジネス利用にも最適。
Deco X60とDeco X20の違いは「通信速度」
TP-LinkにはWi-Fi 6対応メッシュルーター「Deco X20」がありますが、安価なDeco X20にはストリームが4つしかなくストリーム数が多いWi-Fiルーターに比べて遅くなってしまうのが残念なポイントでした。
マサオカ
一般的に、ストリーム数が多いほど高速化され、同時接続時の通信速度が安定します!
Deco X60はストリーム数を6つにアップさせたことで、Wi-Fi 6対応メッシュルーターの中でも高速な3000Mbpsの通信速度を出せるようになっています。
Wi-Fi 6メッシュルーター | バンド数 | 通信速度 | ストリーム数 |
---|---|---|---|
Deco X20 | デュアルバンド | 5GHz:1201Mbps 2.4GHz:574Mbps | 4 |
Deco X60 | デュアルバンド | 5GHz:2402Mbps 2.4GHz:574Mbps | 6 |
NETGEAR Obri 6 | トライバンド | 5GHz:2402Mbps 5GHz:2402Mbps 2.4GHz:1147Mbps | 4 |
LINKSYS MX5300 | トライバンド | 5GHz:2,400Mbps 5GHz:1733Mbps 2.4GHz:1147Mbps | 12 |
マサオカ
他のメッシュWi-Fiルーターに引けを取らない速度!!
Deco X60の外観デザイン・サイズ
Deco X60のデザインは、コンパクトデザインで人気を博したDeco X20をなぞらえたデザインになっています。外観的な特徴は同じ。
直径11.0cm 高さ11.3cmの小型サイズで、アンテナは内蔵4本。Deco X20よりも性能が上がっているのにサイズはそのまま、シンプルにまとまっています。
前面にはTP-Linkのロゴがあり、下部に接続状況を色で示すLEDライトがついています。
- 黄色・・・起動中
- 青色・・・設定中
- 緑色・・・問題なし
- 赤色・・・問題が発生
背面にはギガビットのWAN/LANポートが二口。WANとLANを自動判別するのでどちらに挿しても動きます。Deco X20と同じくUSBポートがないので、外付けHDDのNAS利用はできません。
上面には通風用の隙間が空いていて、Decoシリーズのロゴと同じデザインの切れ込みが入っています。
背面にはラバーグリップと、リセットボタン。このボタンがDeco X60の唯一のボタンです。
重さは589.5g。Deco X20が584gなので、5.5gアップしています。
付属品はACアダプターとLANケーブルのみとシンプルです。
Deco X60の細かな機能
Deco X60は、最新のWi-Fi規格「Wi-Fi 6」対応のメッシュルーター。
ところでWi-Fi 6ってなに?
ヨメ
Wi-Fi 6(11ax)は2020年1月に作られた、最新のWi-Fi規格「IEEE 802.11ax」の名称です。「第6世代のWi-Fi」ということで「Wi-Fi 6」と呼ばれています。
従来のWi-Fi 5(11ac)からの変更点は、大きく分けて3つ。
- 速度が1.4倍速い(最大6.9Gbps→9.6Gbps)
- 混雑してもつながりやすい「OFDMA」
- バッテリー消費が抑えられる
従来のWi-Fi規格Wi-Fi 5(11ac)と比べて、最大速度が1.4倍に引き上げられています。送信データを分割して送る技術「OFDMA」を採用しているので大容量のデータ通信を行う場合にも通信ラグが発生しません。
デバイスのバッテリー消費も減るので、電池持ちがよくなるのもメリット。
Wi-Fi 6に採用された通信方式で、送信するデータを分割して複数のデバイスに届ける技術です。一度に効率化して通信を行うことで、通信遅延が起こりにくくなります。
マサオカ
Wi-Fi 6は高速なだけじゃなく、大量接続した時のつながりやすさやバッテリー持ちまで改善してくれるんですよ。
Wi-Fi 6は、ルーターだけでなく使うデバイスやプロバイダーが10Gbpsに対応していないと最大速度を発揮できません。結構制限があります。10Gbpsプランに対応している地域はかなり限られていて、例えば東京でも23区に住んでいないと使えないプロバイダーもあります。
- プロバイダーが対応してないと使えない
- ルーターのWAN端子が対応してないと使えない
- デバイスが対応してないと使えない
ちなみに、無線で接続するときの速度上限は1.3Gbpsと言われています。Wi-Fiで使う場合には、最大速度にこだわる必要はないかもしれません。
ただしDeco X60はWAN端子がギガビット(1000BASE-T)なので、Wi-Fi 6を最大速度(9.6Gbps)で利用できません。とは言っても一般家庭で使うなら速すぎるくらいなので安心してください。
その他にも、Deco X60はTP-LinkのDecoシリーズに用意されているほぼ全ての機能が利用できます。
- 同時に複数デバイスと通信するMU-MIMO
- デバイスを狙い撃つビームフォーミング
- バンドステアリング
- 完全なシームレスローミング
- WPA3
アンテナが独立してデータ高速通信を行うMU-MIMO(マルチユーザーマイモ)に対応しています。
一度に複数端末にデータを送受信できるので、デバイスごとに順番にデータを送受信するMIMOと比べて通信ラグを防ぎます。
ビームフォーミングはデバイス位置を検知して電波を送信する技術です。
いままでWi-Fiの届きにくかったエリアまでしっかりとWi-Fi電波を届け、回線速度を落ちにくくします。
バンドステアリング(スマートコネクト)は、自動的に最適なWi-Fiバンドを割り当てる機能です。
5GHz帯と2.4GHz帯のSSIDが一つにまとまって勝手に切り替わるので、Wi-Fiを接続し直す手間が減ります。
シームレスローミングは、複数台のメッシュルーターのSSIDが一つにまとまる機能です。
どの部屋にいても、メッシュネットワークでつながったルーターは全て同じSSIDで統一され最適な電波強度のルーターに自動で切り替わります。
マサオカ
バンドステアリングとシームレスローミングによって、どこにいても快適なWi-Fi環境が作られます!
最新のWi-Fiセキュリティ規格WPA3に対応しています。
辞書攻撃・総当たり攻撃からの防護に強くなっています。これからルーターを選ぶなら、WPA3対応モデルを選びましょう。
その他にも、トレンドマイクロのホームセキュリティが無料で永年利用できたり、アレクサを使ってルーター操作をするなど機能が満載です。もちろん、ルーターモード・ブリッジモードの切り替えにも対応しています。
Decoシリーズスペック比較
Deco X20とどこが違うの?
ヨメ
マサオカ
Deco X20はAX1800(5GHz:1201Mbps)、Deco X60はAX3000(5GHz:2402Mbps)。5GHz帯の最大速度が2倍速くなりました。カバー範囲も広がっています。
製品名 | Deco X60 AX3000 | Deco X20 AX1800 | Deco M9 Plus AC2200 | Deco M5 AC1300 | Deco M4 AC1200 | Deco M3 AC1200 |
---|---|---|---|---|---|---|
イメージ | ||||||
Wi-Fiタイプ | デュアルバンド メッシュWi-Fi | デュアルバンド メッシュWi-Fi | トライバンド メッシュWi-Fi | デュアルバンド メッシュWi-Fi | デュアルバンド メッシュWi-Fi | デュアルバンド メッシュWi-Fi |
カバー範囲 | 460㎡ | 370㎡ | 420㎡ | 350㎡ | 260㎡ | 220㎡ |
最大速度 | 3000Mbps | 1775Mbps | 2134Mbps | 1267Mbps | 1167Mbps | 1167Mbps |
規格 | Wi-Fi 6 | Wi-Fi 6 | Wi-Fi 5 | Wi-Fi 5 | Wi-Fi 5 | Wi-Fi 5 |
アンテナ数 | 4 | 4 | 8 | 4 | 2 | 2 |
WAN/LAN ポート | 2 | 2 | 2 | 2 | 2 | 2 |
バンド数 | 2 | 2 | 3 | 2 | 2 | 2 |
最大接続数 | 150台 | 150台 | 100台以上 | 100台以上 | 100台 | 100台 |
Bluetooth | – | – | 4.0 | 4.0 | – | – |
参考価格 | ¥30,000〜 | ¥22,800〜 | ¥26,400〜 | ¥16,200〜 | ¥11,800〜 | ¥10,800〜 |
OneMeshとメッシュWi-Fiの違い
メッシュルーターの他にも「OneMesh対応」って書かれた普通のWi-Fiルーターがあるよね?メッシュWi-Fiルーターと何がちがうの?
ヨメ
マサオカ
メッシュWi-Fiを使うために専用設計されたのが「メッシュWi-Fiルーター」で、後付でメッシュWi-Fiを増設できるのが「OneMesh」対応のWi-Fiルーターです。
TP-Link Archer AX20などのメッシュWi-Fi非搭載のルーターには、「OneMesh」というメッシュ環境を後付けできる機能がついています。OneMesh対応のWi-FiルーターにOneMesh対応中継機(RE605X)を接続することで、既存ルーターがメッシュ環境になります。
ルーターと中継機を一つのメッシュWi-Fiネットワークとしてまとめて管理ができます。全てのOneMesh機器が繋がってシームレスに通信を行うので、今までのWi-Fi中継機では電波が不安定な箇所にも安定的にWi-Fi電波を届けます。
マサオカ
普通のルーターをメッシュWi-Fiに変える機能です!
一方Deco X60のようなメッシュWi-Fiルーターは、最初からメッシュに最適化された「メッシュWi-Fiルーター」です。そもそも、メッシュWi-FiルーターにはOneMeshの機能は必要ありません。
OneMesh対応機器とメッシュルーターは設計方法が違うため、二つを同じメッシュ環境に参加できません。
OneMeshは、メッシュWi-Fiルーターのように全ての機器を入れ替える必要がなくなるので導入しやすく拡張性が高い機能です。
マサオカ
いま使っているWi-Fiルーターが「OneMesh対応機器」なら、OneMesh対応中継機を導入するだけでメッシュ環境を作れます!
- OneMeshは対応機器でのみ利用できる
- OneMesh対応ルーターを持っていれば、OneMesh対応中継機を増設するだけで安価にメッシュ環境を構築できる
- メッシュWi-FiルーターとOneMesh対応機器は共存できない
- Deco X60はメッシュWi-Fiルーターであり、OneMesh対応機器ではない
Decoアプリで簡単セットアップ
Decoシリーズのセットアップはめちゃくちゃ簡単です。専用アプリ「Deco」を使い、案内を進めていくだけで完了します。
TP-Link Deco
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- STEP
TP-Link IDを取得してログイン
セットアップする端末を選びます。
- STEP
モデムの電源を切ってDecoを接続する
アプリの指示通りに進めるだけです。まずはモデムの電源を切って数分待ちます。
モデムとルーターをLANケーブルで繋ぎ、モデム→ルーターの順番に電源を入れます。
Decoの電源を入れ、中心のLEDライトが赤から青に変わったら準備完了です。
DecoのWi-Fiに接続して設置場所を選びましょう。管理するときに役立ちます。
- STEP
接続方式やWi-FiのSSIDを設定して完了
インターネット接続タイプ、MACアドレスの設定を行います。ここはそのままで大丈夫です。
最後に、Wi-FiのSSIDとパスワードを入力して完了です。もう一台のDecoを登録しましょう。
2台目のDecoを追加します。
- STEP
2台目のDecoはコンセントを挿すだけで認識!
Deco M9のセットアップより簡単になっていました。コンセントに挿すだけで勝手に認識されます!
これで、いつでもWi-Fiに繋がるようになりました。
どんどん簡単になってます!
ヨメ
Decoアプリ3つのタブに分かれています。
- 概要
端末の管理 - HOME CARE
セキュリティの管理 - その他
Wi-Fiの設定管理
IPv6のオンオフやルーターモード・ブリッジモードの切り替え設定は「その他」から行います。細かな設定方法は、公式サイトからご覧ください。
Deco X60の実測データ
Deco X60の実測データを、①リビング ②寝室 ③浴室の3箇所で測りました。6ストリームにより多台数接続時の安定性を確認するため、Deco X60に20台の端末を繋いだ状態でスピードテストしています。
まずは結果をご覧ください。
リビング | 寝室 | 浴室 |
---|---|---|
下り:362Mbps | 下り:297Mbps | 下り:186Mbps |
上り:578Mbps | 上り:362Mbps | 上り:392Mbps |
最高速度は①のリビング。ルーターとの距離1m以内の距離で、下り速度が300Mbpsを超えました。200Mbps以上で伸び悩んでいたマサオカの環境では頭ひとつ抜けています。以下、細かく説明していきます。
マサオカ
スピードチェックする時は、動画や電子書籍の視聴に影響する「下り速度」を重視しましょう。
データ通信速度の表記には、「下り」と「上り」があります。
- 下り(ダウンロード)の速度
動画の視聴や資料のダウンロード、LINEの受信など - 上り(アップロード)の速度
Instagramの投稿やメールの送信、LINEの送信など
通信速度の目安は、一般家庭で下り60Mbpsを超えていればストレスなく生活できるレベルです。
100Mbps
電子書籍やアプリのダウンロードがとても速いと感じるレベル
60Mbps
高画質・高品質の4K動画をストレスなく見れるレベル
30Mbps
動画閲覧やゲーム、ネットブラウジングを快適に行えるレベル
10Mbps
メールやブログなどテキスト、容量の小さい画像の閲覧をストレスなく見れるレベル
Deco X60 対 Deco X20
比較ルーターはTP-Link Deco X20を使います。Deco X20は、最大1800MbpsのデュアルバンドメッシュWi-Fiルーターです。MU-MIMO・ビームフォーミング対応/同時接続150台。
高速な5GHz帯の通信速度はDeco X60 (2402Mbps)対 Deco X20 (1201Mbps) なので、X60の方が良いスコアが出るはずです。
Deco X60 | Deco X20 |
---|---|
Wi-Fi 6 | Wi-Fi 6 |
最大3000Mbps | 最大1800Mbps |
5GHz:2402Mbps 2.4GHz:574Mbps | 5GHz:1201Mbps 2.4GHz:574Mbps |
ビームフォーミング | ビームフォーミング |
アンテナ4本×2台 | アンテナ4本×2台 |
メッシュWi-Fiあり | メッシュWi-Fiあり |
150台 | 150台 |
30,800円〜 | 22,400円〜 |
プロバイダー | ソフトバンク |
---|---|
プラン | SoftBank 光 マンション・スーパーハイスピード |
ルーターの設定 | iPv6・ブリッジモード |
利用した端末 | iPhone11 Pro |
速度テストサイト | Speedtest インターネット速度 |
結果:予想通りDeco X60が圧勝
同時に20台を接続した状態での計測結果では、DecoX60の速度が圧倒的に上回りました。スマートホーム家電やたくさんのゲーム機・PCを持っている家庭では、明らかな速度アップを実感できます。
マサオカ
スマホ、パソコン、ゲーム機、タブレット・・・とWi-Fiに繋ぐ機器が多い人におすすめなルーターです!
下り速度 | Deco X60 | Deco X20 |
---|---|---|
最高速度 | 362Mbps | 247Mbps |
最低速度 | 186Mbps | 105Mbps |
平均速度 | 281Mbps | 158Mbps |
上り速度 | Deco X60 | Deco X20 |
---|---|---|
最高速度 | 578Mbps | 517Mbps |
最低速度 | 392Mbps | 248Mbps |
平均速度 | 444Mbps | 370Mbps |
結局、Deco X60とX20のどっちが買い?
結局どっち買えばいいの?
ヨメ
マサオカ
最高速度のために+8,000円出す価値があるか?と考えて、答えがYESならDeco X60を選びましょう!
Deco X20とDeco X60の違いは、5GHz帯の通信速度が2倍になったという点です。
たくさんの機器をWi-Fiに同時接続した場合でも速度が安定します。最近はWi-Fi接続する機器が多いので、速度アップに直接的に影響するでしょう。
その他のスペックは同じで、共に高速処理のクアッドコアが使われ、セキュリティ規格も最高のWPA3を採用し、トレンドマイクロのホームセキュリティを内蔵しています。
この2倍の通信速度というのが重要です。「5GHz帯:2402Mbps」は、現在発売されているメッシュルーターの中で最速の数値。
価格はDeco X20が22,800円、Deco X60が30,800円。差額8,000円。
8,000円追加するだけでメッシュ最速ルーターを導入できるので、迷ったらDeco X60をおすすめします。もちろん、DecoX20のWi-Fi速度が遅いわけではありません。Deco X60が速すぎるのです。
Deco X60 | Deco X20 | |
---|---|---|
5GHz | 2402Mbps | 1201Mbps |
2.4GHz | 574Mbps | 574Mbps |
帯域 | Wi-Fi 6 | Wi-Fi 6 |
カバー範囲 | 460㎡ | 370㎡ |
価格 | 30,800円 | 22,800円 |
さらに高速化したDecoの後継モデルDeco X90が登場しました。
まとめ:Deco X60は快適なメッシュ環境を作る高コスパルーター
ここが良い
- 高コスパ
- 同時接続で速度が落ちない
- 5GHzが高速2402Mbps
- Wi-Fi 6対応で遅延が起こりにくい
- メッシュで広域エリアカバー
- デザインがおしゃれ
ここが残念
- USB端子がない
人気のメッシュWi-Fiルーター「Deco X20」をより高速化した、Wi-Fi 6対応メッシュWi-Fiルーター「TP-link Deco X60」の紹介でした。
Deco X20の唯一の欠点「最大速度」を補う、最高のルーターに仕上がっています。8,000円増やすだけで高速な通信環境が手に入ります。他社製品で5GHz帯:2402Mbpsを出すメッシュルーターは6万円〜10万円する中で、3万円で購入できるDeco X60はコスパもとても良い。
デザインがシンプルでコンパクトなのも気に入ったポイント。
自宅だけでなく、店舗やオフィスでも余裕で利用できるハイスペックなメッシュWi-Fiルーター「Deco X60」をぜひ使ってみてください。150台の同時接続ができるので自宅をスマートホーム化してネットワーク機器が多い人にも最適ですよ。
マサオカ
おしゃれでめちゃくちゃコスパの良いルーターです!
本日はここまで。ありがとうございました。マサオカ(@iMassa07)でした。
マサオカ
1LDK以下の部屋数の場合、メッシュWi-Fiルーターにするメリットがほぼないので、普通のWi-Fiルーターがおすすめです!
1万円以下のルーターを探している方やメッシュWi-Fiが必要ない人、〜1LDKの人には、メッシュ機能のない無線LANルーター「Archer A10 Pro」がおすすめ。Wi-Fi 5規格ながら「デュアルバンド」で「最大速度2600Mbps」のコストパフォーマンスの高いWi-Fiルーターです。
レビュー記事もぜひご覧ください。