万年筆の手入れには手間と時間がかかります。暫く使わない予定の万年筆は、洗浄をしないといけません。
愛用のペリカンのスーベレーンM400の万年筆洗浄でつけ置き洗いをしていたら、ペン軸が膨張してキャップが閉まらなくなりました。
なんとか元に戻ったので、記事にしたいと思います。
#スーベレーン #M400 万年筆を水に浸け置き洗浄してたらストライプの所が膨張してるみたいでペンキャップ閉まらなくなった。泣きたい。
— まっさー (@iMassa07) 2017年4月23日
目次
スーベレーンをつけ置き洗浄するときはストライプの部分を浸さないこと
ペリカンスーベレーンは、ペン軸のストライプの部分が水を吸収します。
つけ置き洗浄は黒い部分までにしましょう。ストライプの部分を水につけたままにすると吸収して膨張します。気を付けてください。
つい先ほど、万年筆の洗浄をしてました。久しぶりの洗浄なので、数日間水につけ置きしていました。
そして、今日インクを入れ直してペンキャップを閉めようとしたところ、キャップが入らない。なんかキツイ。
嫌な感じだなと思って一回開けてみると、ストライプの部分にペンキャップが擦れて傷がついてしまいました。
マサオカ
うわあああああああああああ!!!
キャップに何か詰まってるわけでもなく、間違いなくM400のストライプの部分が膨張しています。
いろいろとググっているうちにわかりました。
スーベレーン・シリーズの胴軸(ストライプ部分)に使用されている素材のセルロース・アセテートは、水分を多量に含むと膨張する性質がありますので、ストライプ部分を水に浸け置きしないようご注意下さい。
悪いのはキャップじゃない、本体だ。M400の本体に使われている「セルロース」という素材は、水分を吸って膨張する性質があるようです。最悪の場合、膨張して割れるらしい。割れなくてよかった。
ムリにキャップを締めたら駄目
ティッシュにペン軸をくるんでギューッと絞っていました。含んだ水分が絞れるかも…とか考えての行動です。
そのおかげなのか。普通に時間が経って水分が蒸発した感じなのか。それとも削れてちょうどよくなったのか。
理由は不明ですが、半日ほど横向けて放置していると、キャップの締まりにくさが解消されました。 傷は残りましたが、直って一安心。
この傷は、M400の歴史の一つとなりました。みなさんも、万年筆洗浄するときは気を付けてください。
最後までお読みいただきありがとうございました。