こんにちは、マサオカ(@iMassa07)です。満足するWi-Fiルーターを探すコーナーも3記事目になりました。
家族で別々の動画を観てるとき、ネット回線が遅くなる時があるよね・・
ヨメ
マサオカ
大量接続してもネット回線を快適に使いたいなら、トライバンドルーターがいいよ!
今回はメインで使っているデュアルバンドメッシュWi-Fiルーター「Deco M4」を、トライバンドメッシュWi-Fiルーター「Deco M9 Plus」に入れ替えました。
複数のWi-Fiルーターを網目(=メッシュ)のように繋いで、通信範囲を広げるWi-Fiの接続方式です。
ルーターを増やせば増やすほど通信距離が広がり、Wi-Fiの電波が障害物を回避できます。一階→二階・リビング→浴室など、Wi-Fiの電波が届きにくい場所で快適にネット接続ができます。
マサオカ
速度が落ちる中継機とは違ってメッシュWi-Fiは高速で安定したネット通信ができるよ。
「AirMac Extreme」「Deco M4」「Archer A10」とデュアルバンドルーターを使ってきましたがトライバンドルーターは未経験。
というわけで、TP-Link Deco Mシリーズの最上位モデル「Deco M9 Plus」をレビューします。細かな実測データは「Deco M9 Plus通信速度の実測データ」の章をご覧ください。
ちなみに「愛媛県・ソフトバンク光のマンションタイプ」で試しに測ってみたらこれくらい出ました。
- Wi-Fiが届かないエリアがある人
- 機器が多くて通信速度が遅くなっている人
- 最高スペックで快適なWi-Fi環境を作りたい人
目次
TP-Link Deco M9 Plusの特徴
Deco M9 Plusは、TP-LinkのメッシュWi-Fiルーターで唯一のトライバンドモデル。現在普及するWi-Fi 5ルーターとしては全部入りの最強スペックです。
カバーエリアは住宅3棟分にあたる420㎡。広範囲で高速なメッシュネットワークが特徴。MU-MIMOによるビームフォーミングで端末の通信速度を最適な状態にし、合計8本の内蔵アンテナを使い分け最適な通信を作り出します。
- 5GHz_1(端末用)…2本
- 2.4Hz(端末用)…2本
- 5GHz_2(Deco間専用)…2本
- Bluetooth・Zigbee(スマートホーム専用)…2本
マサオカ
機器が増えすぎてネット速度が遅くなる人に最適なモデルなのです。
Qualcomm製のクアッドコアCPUで、混雑するネットワークトラフィックを高速処理します。RAMも512MBとルーターでは高性能で、最大速度は2134Mbps。
100台以上のデバイス接続に耐えるパワフルなルーターです。
- 最大2134Mbpsの高速トライバンドWi-Fi
- メッシュWi-Fiで住宅3棟分420㎡をエリアカバー
- デバイス目掛けて電波を飛ばすビームフォーミング
- 複数台を高速通信するMU-MIMO 2×2
- トレンドマイクロのセキュリティソフト
- 子供に安全なネットを提供する保護者の制限
- 適切なWi-Fiバンドに切り替えるバンドステアリング
情報が多すぎ・・・
ヨメ
マサオカ
最上位モデルだから機能がたくさんあるよ!わかりやすく解説していきます!
Deco M9 Plus AC2200 | |
---|---|
イメージ | |
Wi-Fiタイプ | トライバンド メッシュWi-Fi |
規格 | Wi-Fi 5 Wave2(11ac) |
カバー範囲 | 420㎡ |
最大速度 | 2134Mbps 867 Mbps (5GHz_1) 867 Mbps (5GHz_2) 400 Mbps (2.4GHz) |
アンテナ数 | 8本(内蔵) |
最大接続数 | 100台以上 |
MU-MIMO | 対応・ビームフォーミング |
IPv6 | 一部サービスに対応 |
参考価格 | ¥26,400〜 |
外観・サイズ感
サイズは144 x 144 x46mm。エントリーモデルDeco M4と比べてかなり小さくなりました。
ケーブルの接続口は背面にまとめられています。
- AC電源
- USB2.0ポート
- WAN/LAN対応のギガビットポート
マサオカ
USBポートはスマホやIoTデバイスの給電やログ解析用。ネットワーク経由でHDDにアクセスするNAS化はできません!
壁にかけるフック穴はありませんでしたが、別メーカーが出す壁掛け用パーツを使えば壁掛けレイアウトも可能です。
ボタンは、背面にあるリセットボタンだけ。
この小さいボディに8本のアンテナが内蔵されています。重さは397gです。Deco M4(380g)とほぼ変わりませんでしたが、ボディが小さいので重く感じます。
付属品はACアダプターとLANケーブル。
ケーブルまで白で統一されているのが嬉しいです。
マサオカ
ケーブルを這わせた時に目立ちません。
Deco M4は黒いケーブルでした。
Wi-Fiに関する機能
Deco M9 Plusは「Deco」シリーズの中で唯一トライバンドに対応したルーターで、大量機器の同時接続に強い特徴があります。
他にも、シームレスローミングやMU-MIMOなどの高速化機能が全部入りです。
- トライバンドメッシュルーター
- デバイスを狙い撃つビームフォーミング
- 複数台の通信速度を維持MU-MIMO
- バンドステアリング
- 完全なシームレスローミング
- Qualcomm製のクアッドコアCPU
トライバンドで最適な接続
Deco M9 Plusは、Deco Mシリーズの中で唯一トライバンドに対応したモデルです。
トライバンドは従来の2回線(5GHzと2.4GHz)に加えて5GHzを1本加えた3回線での通信を行う仕組みです。
高速な5GHz(867Mbps)を2回線+障害物に強い2.4GHz(400Mbps)を使って最適なネットワーク経路を作り出し、光回線などのギガビット回線を効率的に利用できます。
Deco M9 Plusでは、5GHz(W56)をDeco間の専用回線として利用することで残り2本の5GHz/2.4GHzを効率よく高速通信に充てます。
トライバンドは同時に3つの通信を行う機能です。より多くのデバイスに強力なWi-Fi電波を届けます。3本のうち1本をDecoの中継用回線に割当てることで、残った2本の回線を高速通信に使えます。
中継用回線は5GHz(867Mbps)を使用しますが、トラフィックが増加した場合は残りの回線をうまく切り替えて通信します。常に合計1000Mbps以上の帯域を端末に使用するので、1ギガの光回線に最適です。
MU-MIMOで複数台接続でも速度を落とさない
MU-MIMO(マルチユーザーマイモ)対応で、2台のデバイスを同時に繋いでも回線が遅くなりません。
MIMO は複数のアンテナを使って端末の送受信ができる機能ですが、MU-MIMO(マルチユーザーマイモ)に対応したルーターは、複数の端末にデータを送受信できます。
デバイスごとに順番にデータを送受信するMIMOと比べ、MU-MIMOは同時にデータを送受信できるので通信のラグを防げます。
マサオカ
何台もデバイスを使っているときに効果が現れますよ!
ビームフォーミングで端末を狙い撃つ
MU-MIMOには端末に目掛けて最適な電波を送受信するビームフォーミング技術が採用されているので、端末の位置を特定して電波を飛ばします。
端末に狙いを定めてWi-Fiビームを飛ばすことで、より遠くまで高速な電波を届かせる機能です。
マサオカ
スマホ目掛けてWi-Fi電波が飛んでくるので速度が上がります!
バンドステアリングと完全なシームレスローミング
バンドステアリング機能は、自動的に適切なWi-Fiバンドを割り当て効率よくWi-Fiを飛ばす機能です。SSIDが一つにまとまるので、端末ごとに2.4GHz・5GHzのSSIDを選ばなくてよくなります。
マサオカ
SSID「hoge_wifi_2g」と「hoge_wifi_5g」がまとまって、SSID「hoge_wifi」一つになります。
シームレスローミングは、複数台のメッシュルーターのSSIDが一つにまとまる機能です。
中継機の電波切り替えで起こっていた回線のロスがなくなります。
マサオカ
バンドステアリングとシームレスローミングによって、どこにいても快適なWi-Fi環境が作られます!
その他の役立つ機能
- トレンドマイクロのホームセキュリティ
- スマートホーム連携
- USB端子付属
- 他のDecoと併用可能
- アレクサ連携
ホームセキュリティ
上位モデルのDeco M9 PlusとDeco M5は、トレンドマイクロ社のアンチウイルスが永年無料で利用できます。設定と管理は全てアプリで行います。
コンテンツフィルターやネットワーク外部からのウイルス攻撃から自動で保護します。
マサオカ
勝手にウイルスから守ってくれて安心!
スマートホーム連携
Deco M9 Plusにのみ搭載されたのが、Bluetooth4.2・ZigBee HA1.2によるスマートホーム連携です。互換性のある機器に限られますが、スマートプラグなどのスマートホーム デバイスを直接接続できます。
マサオカ
我が家では、TP-LinkのスマートLEDライトやスマートプラグが勝手に認識しました!
他のDecoと繋がる
Wi-Fi範囲が足りなければ、他のDecoを最大10台まで接続可能です。広い家庭どころか、ちょっとしたオフィスでも十分なパフォーマンスを発揮できます。
マサオカ
手元にM9 Plus×2とM4×2の合計4台あるので、隣の家までWi-Fiを飛ばせますw
アレクサ連携
Alexaを使って、音声を使ってネットワーク環境を操作できます。ゲストネットワークやWPSを有効にするなど操作が可能です。
- ゲストネットワークを有効にする
- LEDをつける
- おやすみモードを有効にする
- WPSを有効にする
- QoSを設定する
Decoシリーズスペック比較
安いDeco M4と、ハイスペックなM9 Plusは何が違うの?
ヨメ
マサオカ
M9 Plusは、たくさんのデバイスを繋いでも速度が下りにくく作られているよ!
エントリーモデル「Deco M4」と大きく違うのは、トライバンド対応です。デュアルバンド+もう1本、ルーター間通信用の回線が追加されました。高速通信のまま、より安定した通信ができます。
アンテナ数が2→8本に増加されたので複数の端末を繋いでも遅延が生まれません。クアッドCPUでたくさんのデバイスのネットワーク割り振りが効率よく行われます。
M9 Plusにはトレンドマイクロ製のセキュリティ機能や、スマートホーム機器とのBluetooth連携機能も搭載されています。
- トライバンド対応
- アンテナ数が2→8本に増加
- CPUがクアッドに変更
- セキュリティ機能が追加
- スマートホーム機能が追加
製品名 | Deco X20 AX1800 | Deco M9 Plus AC2200 | Deco M5 AC1300 | Deco M4 AC1200 | Deco M3 AC1200 |
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イメージ | |||||
Wi-Fiタイプ | デュアルバンド メッシュWi-Fi | トライバンド メッシュWi-Fi | デュアルバンド メッシュWi-Fi | デュアルバンド メッシュWi-Fi | デュアルバンド メッシュWi-Fi |
カバー範囲 | 370㎡ | 420㎡ | 350㎡ | 260㎡ | 220㎡ |
最大速度 | 1775Mbps | 2134Mbps | 1267Mbps | 1167Mbps | 1167Mbps |
規格 | Wi-Fi 6 | Wi-Fi 5 | Wi-Fi 5 | Wi-Fi 5 | Wi-Fi 5 |
アンテナ数 | 4 | 8 | 4 | 2 | 2 |
LANポート | 2 | 2 | 2 | 2 | 2 |
バンド数 | 2 | 3 | 2 | 2 | 2 |
最大接続数 | 150台 | 100台以上 | 100台以上 | 100台 | 100台 |
Bluetooth | なし | 4.0 | 4.0 | なし | なし |
参考価格 | ¥22,800〜 | ¥26,400〜 | ¥16,200〜 | ¥11,800〜 | ¥10,800〜 |
設置〜セットアップ
他のDecoシリーズと同じく、初期設定はアプリで行います。かなり便利です。
TP-Link Deco
TP-LINK無料posted withアプリーチ
アプリ初期設定は10分
- STEP
TP-Link IDを取得してログイン
セットアップする端末を選びます。
- STEP
モデムの電源を切ってDecoを接続する
アプリの指示通りに進めるだけです。まずはモデムの電源を切って数分待ちます。
モデムとDeco M9 PlusをLANケーブルで繋ぎ、モデム→Deco M9 Plusの順番に電源を入れます。
Decoの電源を入れ、しばらくすると中心のLEDライトが赤から青に変わります。準備完了です。あとはDecoの設定場所を選びましょう。管理するときに役立ちます。
- STEP
接続方式やWi-FiのSSIDを設定して完了
インターネット接続タイプ、MACアドレスの設定を行います。ここはそのままで大丈夫です。
最後に、Wi-FiのSSIDとパスワードを入力して完了です。もう一台のDecoを登録しましょう。
2台目のDecoを追加します。
- STEP
2台目のDecoを同じく登録
2台目の登録はもっとかんたんです。利用する端末と、設置する階層を選びます。
Decoをコンセントに刺し、真ん中のLEDが青く光るまで待っていると、自動で接続されます。
設置場所を選択して完了です。
これで、いつでもWi-Fiに繋がるようになりました。
アプリセットアップは本当にかんたん!!昔のルーターには戻れません。
ヨメ
アプリでできること
マサオカ
とにかくできることが多い!!
Decoアプリは3つのタブに分かれています。
「概要タブ」でネットワークに繋がっている端末の管理、「スマートアクション」でスマートデバイスの操作、「その他」でWi-Fiの設定ができます。
- 概要
端末の管理 - スマートアクション
IoTデバイスの操作 - その他
Wi-Fiの設定管理
Wi-Fiの設定では、周波数のオンオフやパスワードの変更・ゲストネットワークの開放ができます。
インターネットのスピードテストは、回線からDecoまでの通信速度を計測できます。
デバイスのMACアドレスからブラックリストを設定できるので、身に覚えのないデバイスを見つけた時に利用しましょう。
IPv6の有効化や高速ローミング、ルーターモードとブリッジモードの切り替えなど細かい設定を行いたい場合は詳細設定から調整できます。
ルーターモードとブリッジモード(APモード)があり、ブリッジモードを選ぶとHOMECAREの一部の機能が制限されます。
- 保護者による制限
- アンチウイルス
- QoS
マサオカ
ブリッジモードにする場合は、ルーター側でセキュリティ設定を行いましょう
パスワードなしでネットに繋ぎたい場合には、WPSを使いましょう。WPSボタンを押すだけでWi-Fiに繋がるのでとても便利です。
Deco M9 Plusには、HOME CAREというオプションがあります。
保護者による制限を使うと、年齢別にネットワークのフィルタリングができます。家族のいる家庭やオフィス利用時に活用しましょう。
マサオカ
「ニンテンドーSwitchは平日2時間だけネットに繋ぐ」なんて設定も可能です!
アンチウイルスは高性能で、トレンドマイクロのアンチウイルスソフトが永年無料で使えます。ネットワークの入り口でウイルスから守ってくれます。
QoSを使うと、通信を優先させる端末を指定できます。たくさんのデバイスで通信した時に速度を落としたくない端末(例えば、自分のスマートフォン)を優先通信する機能です。
月刊レポートでは、毎日の通信状況の監視や繋がっているデバイスの確認ができます。
全てアプリで操作できるので、気軽に設定変更ができるね!
ヨメ
Deco M9 Plusを壁掛けしてみた
Deco M9 Plusにはサードバーティ製の壁掛けパーツが販売されています。コンセントにぶら下げるタイプを購入してみました。
2個入りのプラスチック素材です。中継側(寝室)のDeco M9 Plusを床に置きたくないので、これを使います。
マサオカ
コンセントだけで支えているのがやや心配ですが、場所を取らないコンパクト設計で満足しています。
Deco M9 Plus 通信速度の実測データ
トライバンドメッシュルーターは同時接続に強いのが特徴ですが、シンプルな通信速度も気になります。
ということで、少し意地悪ですがデバイス一つを繋いだ状態での通信速度を測ってみました。
比較ルーターとして、Deco M4との速度を比べてみます。
接続環境
- プロバイダー:SoftBank
- プラン:SoftBank 光 マンション・スーパーハイスピード〔IPv6 IPoE+IPv4〕
- Deco M9 Plusの設定:iPv6を有効化・IPv6のためブリッジモードで計測
テストのルール
デバイスを一台だけ繋いだ状態で、旧ルーターとの速度比較をします。
旧ルーター | TP-Link Deco M4 |
---|---|
新ルーター | TP-Link Deco M9 Plus |
利用した端末 | iPhone11 Pro |
速度テストサイト | USENインターネット回線スピードテスト |
ルータの配置と計測位置はこのような形です。
Wi-Fiの電波強度を測りましたが、届きにくい浴室③まで十分届いています。
マサオカ
平日夕方6時の速度を3回計測して、平均値を出しました。
Deco M9 Plus vs Deco M4
比較ルーターはTP-Link Deco M4。最大1167MbpsのデュアルバンドメッシュWi-Fiルーターです。MU-MIMO 2×2のビームフォーミング対応/同時接続100台。
高速な5GHz帯の通信速度は867Gbpsと同じスペックなので速度も同じになるはずですが、その他の高速化機能の効果がどれくらい効果があるか確認します。
Deco M9 Plus | Deco M4 |
---|---|
Wi-Fi 5 Wave2 | Wi-Fi 5 Wave2 |
最大2134Mbps | 最大1167Mbps |
5GHz:867Mbps 5GHz:867Mbps 2.4GHz:400Mbps | 5GHz:867Mbps 2.4GHz:300Mbps |
ビームフォーミング | ビームフォーミング |
アンテナ8本×2台 | アンテナ2本×2台 |
メッシュWi-Fiあり | メッシュWi-Fiあり |
100台以上 | 最大100台 |
26,400円〜 | 11,800円〜 |
動画や電子書籍のダウンロード速度に影響する「下り速度」を重視して判断します。
データの通信速度の表記には、「下り」と「上り」があります。
- 下り(ダウンロード)の速度
動画の視聴や資料のダウンロード、LINEの受信など - 上り(アップロード)の速度
Instagramの投稿やメールの送信、LINEの送信など
1.リビングの通信速度を比較
ルーターから1m未満の距離から測りました。
Deco M9 Plus
Deco M4
端末 | 1回目 | 2回目 | 3回目 | 平均 |
---|---|---|---|---|
Deco M9 Plus(下り) | 171.64 | 175.28 | 171.48 | 172.80 |
Deco M4(下り) | 164.61 | 153.95 | 144.99 | 154.52 |
Deco M9 Plus(上り) | 86.05 | 127.02 | 133.99 | 115.69 |
Deco M4(上り) | 97.02 | 97.30 | 95.42 | 96.58 |
Deco M9 Plus平均値172Mbpsと高めに安定
2.寝室の通信速度を比較
ルーターから5m/中継機から1m未満の距離で測りました。
Deco M9 Plus
Deco M4
端末 | 1回目 | 2回目 | 3回目 | 平均 |
---|---|---|---|---|
Deco M9 Plus(下り) | 164.75 | 157.36 | 160.79 | 160.97 |
Deco M4(下り) | 116.95 | 120.03 | 113.72 | 116.47 |
Deco M9 Plus(上り) | 82.93 | 129.48 | 115.37 | 109.26 |
Deco M4(上り) | 51.53 | 51.42 | 50.06 | 51.00 |
Deco M9 Plusが大きく上回る
3.浴室の通信速度を比較
ルーターから6m/中継機から2mの距離で測りました。
Deco M9 Plus
Deco M4
端末 | 1回目 | 2回目 | 3回目 | 平均 |
---|---|---|---|---|
Deco M9 Plus(下り) | 155.26 | 138.45 | 147.25 | 146.99 |
Deco M4(下り) | 122.55 | 115.34 | 120.31 | 119.40 |
Deco M9 Plus(上り) | 126.51 | 126.81 | 122.80 | 125.37 |
Deco M4(上り) | 54.90 | 45.37 | 42.96 | 47.74 |
Deco M9 Plusが大きく上回る
結果:単独でもDeco M9 Plusが余裕で上回る
マサオカ
思ったより速度差が出て驚きました。
どの場所でも平均的に速度が出る結果となりました。特に、メインルーターの近くでは170Mbps出ています。十分な速度です。
場所 | Deco M9 Plus(下り) | Deco M4(下り) |
---|---|---|
1.リビング | 172.80 | 154.52 |
2.寝室 | 160.97 | 116.90 |
3.浴室 | 154.52 | 119.40 |
単純に速度は出ましたが、トライバンドの一番の特徴は大量接続したときの速度低下を防ぐことです。たくさん繋いでもこの数字を維持できることがDeco M9 Plusの最大の売りです。
結論:単独接続でも速くなった
まとめ:170Mbps!通信端末が多い人はさらに快適になるルーター
TP-LinkのトライバンドメッシュWi-Fiルーター「Deco M9 Plus」のレビューでした。
我が家ではスマートホーム家電や大量の端末、家族で別の動画を見たりとWi-Fi回線を酷使しているので、Deco M4でもラグが出ることがありました。
デュアルバンドからトライバンドにして1週間ほど立ちますが、大量接続してもネットワーク回線が遅くならないストレスフリーな環境を満喫しています。
マサオカ
「たまに繋がらない」ちょっとしたストレスから開放されますよ。
「たくさんのデバイスを一度に通信する人」「自宅をスマートホーム化してる人」や「家族でネット回線を共有している人」に最適なルーターです。小規模店舗にも使えるレベル。
- トライバンド
大量の端末を同時接続する人におすすめ - メッシュWi-Fi
Wi-Fiエリアを広げたい人におすすめ
ルーター買い替えに悩むあなたも、一度トライバンドのメッシュWi-Fiルーターを試してみてはいかがでしょうか。
ここが良い
- メッシュでWi-Fiエリアが広い
- トライバンドで同時接続しても回線が落ちない
- セキュリティ機能付属
- デザインがおしゃれ
ここが残念
- 高価
- 別売りパーツを買わないと壁掛けできない
マサオカ
Deco M9 Plusを買うべきじゃない人も紹介しておきます。
逆にWi-Fiに繋ぐ機器が「スマホ」「PC」くらいしかない人にトライバンドのメッシュWi-Fiはオーバースペックです。
単独接続での速度を追い求める人は通常のWi-Fiルーターを使いましょう。8,000円で最大2533Mbpsと同等の速度が出るデュアルバンドルーター「Archer A10」がおすすめです。
端末は少ないけどWi-Fiエリアが届かない人は、デュアルバンドメッシュWi-Fiルーターで十分です。メッシュWi-Fi入門モデルの「Deco M4」も満足できるスペックを持っていますよ。
本日はここまで。ありがとうございました。マサオカ(@iMassa07)でした。