マサオカです。
部屋に関節照明・ライトを増やしたのですが、手作業で全てのあかりを点けてまわるのは大変。
そんな時に役に立つのが「スマートLED電球」。電源のオンオフ・調光を遠隔操作できる電球です。デスクライトや間接照明の電球と入れ替えるだけで、スマホから照明を操作できるようになります。
今回紹介するのは、TP-Link 「Tapoシリーズ」の新しいスマートLED電球。複数ライトの一括操作や、周囲の光に合わせた自動調光機能までついた賢い電球です。
マルチカラー対応の「Tapo L530E」と、マルチカラー機能を除いた白色光電球色の「Tapo L510E」がラインナップされています。
今回はマルチカラーの「Tapo L530E」を間接照明に取り付けて、スマホやアレクサからコントロールしてみました。
目次
スマートLED電球 Tapo L530Eって?
- スマホ・アレクサで操作するLED電球
- 電球色から昼光色まで変更可能(2,500 K~6,500 K)
- マルチカラー対応
- 電球寿命22年・E26口金
Tapo L530Eは色温度・色調をスマホやアレクサから遠隔操作するLED電球です。電球色から昼光色まで調光ができ、Wi-Fiに繋いでスマホアプリ「Tapo」で操作します。
さらに「Tapo L530E」はマルチカラーにも対応。カラーチャートを使って、細かな精度で好みの色味を表現できます。
基本情報
種別 | スマートLED電球 |
---|---|
口金サイズ | E26口金 |
サイズ | 114 × 60 mm |
LED寿命 | 22.8年(1日3時間) |
明るさ | 806ルーメン |
色温度 | 2,500 K~6,500 K |
消費電力 | 9.0W |
調光 | アプリ |
配光角 | 220° |
Wi-Fi | IEEE 802.11b/g/n 2.4 GHz Wi-Fi |
価格 | 約2,000円 |
デザインとサイズ感
電球サイズは114 × 60 mm。通常のLED電球より少し大きい程度のサイズ感です。小さいので間口の小さいランプシェードにも取り付けられます。
一般的なLED電球(東芝60W型のE26口金)との比較がこちら。ほとんどサイズが変わりません。
TP-Link が過去にリリースしていたスマートLED電球 Kasa KL130と比較すると、かなりサイズダウンしていることがわかります。Kasaは大きすぎて照明カバーと干渉してたんですよね。
光の広がりは220度。配光角140度の東芝のLED電球と比べてみましたが、肉眼ではあまり差を感じませんでした。2700K・明るさ100%の同条件下で撮影
電球サイズはE26口金です。
デスクライトや廊下・玄関など住宅の電球に使われる一般的なサイズ。
一回り小さいE17口金の照明には取り付けできないので、購入前に利用する照明の電球サイズを確認しておきましょう。
Tapo L530Eの特徴
それでは、Tapo L530Eの特徴を紹介していきます。遠隔操作で調光・カラーの変更ができるだけじゃなく光の自動調整や自動補正を行う機能が便利。光センサーが付いているんですね。
調光・カラーをアプリで操作
Tapo L530Eは、スマホアプリからLED電球の全ての挙動と状態を管理できます。
- お気に入りのカラーパターンを記録
- 明るさ 1%〜100%
- 色温度 2500K〜6500K
- 電球色 無制限
- スケジュール・タイマー
- 利用した電気量
お気に入りのカラーパターンを登録しておけば、5つまでワンタップで呼び出せます。
スケジュールを決めて電気を点灯させたり、使用電力量を確認できるエコな機能も搭載。
家族とTapoのコントロール権を共有したり、パリピが使うような派手な点灯モード「パーティモード」など用意されています。
環境に合わせて変化する照明オプション
Tapo L530Eには照明オプションが搭載されていて、これが非常に便利。「自動補正」「自動調整」2つのモードで、目的に応じた最適な灯りを提案します。
- 自動補正モード
自然光の不足を補い、廊下や屋外での最適な色温度を調整する。
「部屋に足りない色味」を補うモードです。明るく見やすい色味になります。 - 自動調整モード
良かけから日没まで、自然光に合わせて色温度を調整する。
「部屋に合わせた色味」に変化するモードです。暖かく統一された色味になります。
同じ環境下でのモードによる色味の違い
マサオカ
「自動調整モード」が良い雰囲気を演出します。
セットアップもアプリで完結
Tapo L530Eのセットアップも、Tapoアプリで完結。アプリの指示に従うだけで非常に簡単です。
- STEP
Tapoをインストール・TP-LinkのIDを取得(初回のみ)
TP-Link Tapo
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Tapoアプリをインストール、TP-Link IDを取得して(初回のみ)ログインします。
- STEP
電球ソケットにTapo L530Eをセット
- STEP
Tapo L530Eを登録
TapoアプリからLED電球を登録します。「LEDランプ」カテゴリからL530Eを選択して、ランプの電源を入れます。スマホをTapoデバイスのWi-Fi(Tapo_Bulb_XXXX)に接続。
ネットワークに接続したら自宅のネットワークのSSIDを選びパスワードを入力し、スマートLED電球に名前をつけましょう。必要があれば部屋グループを登録します。
これでセットアップ完了。5分程度で終わります。
- STEP
アプリトップからLEDを選んで操作
設定が終わったら、LED電球をタップして操作できるようになります。
Tapo L530Eのここが良い
良いなと思ったポイントはこちら。
- 部屋照明にはAutoモード「自動補正」が便利
- グループ機能で同時操作
- 光の表現範囲が広い
- スケジュール機能で自動操作もできる
- アレクサ連動で手間がゼロに
ピックアップして紹介します。
部屋に合わせた優しい光に調整
Tapo L530を使って一番便利だと思った機能が「自動調整モード」です。自分で設定しなくとも、部屋の明るさに応じて最適な光を提案してくれます。部屋が暗ければ明るい色味になり、日光が差し込んでいれば暗くなる。
この機能、高性能デスクライトBenQ Wit MindDuoに搭載されている明るさお知らせセンサーに似ていて、かなり使い勝手が良いんです。しかもこちらは自動で光温度を変えてくれるという優れもの。
デスクライトには調光機能がないものが多く、明るくなりすぎて部屋の雰囲気を崩してしまうことがありましたが、このモードを使えば周囲に合わせた暖かさに調節してくれます。
カラーパターンは無限
カラーは無限に変更できるので、ゲーミング環境を作っている人やおしゃれな部屋照明を持っている人には便利な機能だと思います。
スマートホーム連携でストレスゼロ
アプリから操作できると言っても、毎日アプリを立ち上げて電気をつけるのは面倒です。アレクサ・GoogleHome連携があるからこそ、スマートLED電球は便利に使えます。
「アレクサ、電気つけて」
「アレクサ、間接照明つけて」
というフレーズを使って、同じ部屋にある全ての電気を一斉に操作できます。便利なAlexa連携を行いましょう。
- STEP
AlexaにTapoスキルを追加
Alexaアプリから「スキル・ゲーム」を選び、Tapoスキルを追加して有効化します。
- STEP
端末を検出してグループに追加
そのまま端末を検出します。Alexaと同じWi-FiネットワークのTapoが見つかるので、新しい接続デバイスとして登録しましょう。
ライトを置いているグループを登録します。この設定を行なっておけば、書斎のアレクサに「電気消して」と言えば書斎にあるTapoの電気だけが反応するようになります。
Tapo L530Eのここが残念
残念だなと思ったポイントはこちら。
- 毎回Tapoアプリを開くのは面倒
- 一括操作でパーティモードを起動できない
- E17口金サイズがない
ピックアップして紹介します。
毎回Tapoアプリを開くのが面倒
数日使っていると「間接照明をつけるためにスマホを取り出してアプリを開く」作業が面倒になります。
そこで必須になるのが声による操作。アレクサやGoogleHomeと連携して初めて、この製品が生活に溶け込みます。Alexaと合わせて使いましょう。
グループ操作でパーティモードを起動できない
このパーティモードの使い方を考えていました。
Tapoは複数の電球を一斉操作する「グループ機能」があります。この機能を使ってTapo L530を一斉にパーティモードにすればパリピ感が出て面白いかなと思ったのですが、Tapoのグループ機能はパーティーモードやスケジューの操作ができませんでした。
2個以上のTapo L530Eをパーティーモードにするときは複数の端末を使うか、1つずつパーティーモードを選択しなければいけません。
話題のシャワーヘッドのやつ見てたらどうしてもやりたくなったやつ pic.twitter.com/fqsxaZ5qdw
— マサオカ|終わらない模様替え (@iMassa07) May 27, 2021
まとめ
ここが良い
- 光の自動補正が便利
- アレクサと使えば照明をつける手間がゼロに
ここが残念
- スマートスピーカーと連動して便利になる
- 一括操作でパーティモードを操作できない
間接照明や廊下の電気をスマート家電に変える「Tapo L530E」の紹介でした。今回は二つのデスクライトに取り付けてみましたが、廊下や玄関の電球にも取り付けできます。
アレクサと連携させれば、間接照明をつける・消す作業をゼロにできます。お部屋にたくさん照明を置いている方は試してみてはいかがでしょうか。
本日はここまで。ありがとうございました。マサオカ(@iMassa07)でした。