七夕を8月7日にやる地域があるのはなぜ?理由に納得

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こんばんは。マサオカです。世間では7月7日、七夕なムードになっていますね。

私の出身、愛媛県のとある田舎では七夕は8月7日に行われます。七夕は、織姫と彦星が一年に一回、7月7日に天の川を渡って合うことができるというお話だったはず。昔話とちがうじゃん!!

スーパーや、イオンでも7月7日を七夕と言い、七夕用の笹を売りまくっています。勝手に七夕商戦と名付けますが。小学校の七夕祭りも7月7日。カレンダーも7月7日が七夕です。

しかし家に帰ると一月遅れて8月にやります。一ヶ月遅れる不思議。同じように、ひな祭りも3月3日ではなく4月3日に行われます。小さい頃は、家の周りの人たちが「七夕を1ヶ月間違える壮大な勘違い」をしているのかとも疑ったこともありました。

どうやら、これには旧暦と新暦という2つの暦が関係してくるようです。

七夕を8月7日にやる地域と7月7日にやる地域の違い

七夕伝説の昔話は間違っていなくて、織姫と彦星が出会うのは7月7日です。ただ、七夕の7月7日というのは、旧暦の7月7日のこと。同じ7月7日だけど、季節が少しずれている!

マサオカ
ややこしや~

この「旧暦の7月7日」というのが、現在の新暦でいうと8月20日あたりになるのだそうです。
ここで疑問が。
旧暦のままの日にちで開催しているのであれば、8月の七夕は新暦の8月20日に行われるべきです。と思ったら、旧暦と呼ばれる太陰太陽暦は、月の満ち欠けをベースにして月日を決定し、ズレた部分を太陽の動きから調整する、というかなりレベルの高いものだったらしいのです。wiki知識ですが。

七夕の8月問題は、太陰太陽暦がややこしくした

紀元前の古代で行われていた暦は、その多くが月の満ち欠けの繰り返しで成り立つ「太陰暦」であった。「太陰」とは空にある月のことである。しかし29ないし30日からなる「月」を12回繰り返して一年とする「太陰暦」では、一年が約354日であり、太陽暦の一年に比べて約11日短く、3年過ぎると約1ヶ月のずれとなる。このずれを放っておくと暦が実際の季節と大きく食い違ってしまう。そこで太陽の運行を参考にしつつ「閏月」(うるうづき)という「月」を足し、その年を13ヶ月にすることで暦と季節のずれを正す方法がはかられた。「太陰暦」に基づくが太陽暦の要素も取り入れている暦なので「太陰太陽暦」と呼ぶ。なお太陰太陽暦はかつて「太陽暦」との対比で単に「太陰暦」と呼ばれていたこともある
wiki 太陰太陽暦

つまりこういうことらしい。

  • 月の満ち欠けで一年をきめてたら354日になって年間11日足りねえっす!
  • 3年やったら一ヶ月くらいズレましたwどうしよう\(^o^)/
  • ちょっとまって。太陽の動きをみて調整するわ。よし今年は13月を作ることにする。

これで、8月20日「あたり」という意味が少しわかりました。だんだん日にちがズレていって変わちゃうのね。というか旧暦難しすぎ…

もともと七夕は夏のイベント

そして、旧暦の7月7日(新暦8月20日あたり)は真夏だった。七夕はもともと真夏のイベントだったんですね。国内最大級のロックフェス サマーソニックと大体同じ時期です。猛暑。今の季節感と全然ちがうんですね。

そりゃ星座も天の川もはっきり見えますよ。梅雨じゃないんだもの。しし座流星群のときですよ。

旧暦から新暦に変わるタイミングで、きっと地域ごとに迷ったのです。7月7日のまま、季節が変わっちゃってもいいものか。季節を優先させれば良いものか。

そして、8月開催の地域は「旧暦の季節」に合わせ8月開催を決め、七夕伝説から7日を取った結果「8月7日」が生まれたのではないでしょうか。

七夕の分岐点は旧暦から新暦に変わったタイミング

簡単にまとめると、旧暦から新暦に変わったタイミングで、周囲がイベントの開催を「日にち」に合わせたら新暦7月7日、「季節」に合わせたら新暦8月7日。こうやって7月7日にやる地域と、8月7日にやる地域に別れたのですね。愛媛は、後者だったということのようです。

2つの七夕の由来

  • 旧暦が変わって、「日にち」をあわせたのが7月7日の七夕
  • 旧暦が変わって、「季節」をあわせたのが8月7日の七夕

 

七夕伝説の歴史

七夕は、かなり古くから日本に土着した行事です。今から1200年前に纏められた「万葉集」にも、七夕を詠んだ歌が130首もあります。

天の川 楫の音聞こゆ(かじのねきこゆ) 彦星と 織女と(たなばたつめ) 今宵会うらしも

(天の川に楫の音が聞こえる。彦星と織女星が今夜逢うに違いないことよ)

参考:「万葉集」桜井満訳注

七夕を新暦にの7月7日に行うと、梅雨の真っ最中となってしまい、晴れる確率は20%程しかありません。旧暦で行えば、晴れる確率は50%ほどと高くなります。

ここから考えても、旧暦の季節に七夕を行った理由が少しわかります。わざわざ雨の多い季節に、空を見上げるイベントが流行りませんよね。

今の七夕事情とまとめ

実は子供のときから思っていることです。テレビが普及した後に育った世代には、愛媛でも、七夕を8月にやる認識はほとんどないのかもしれません。

昔と比べ、テレビや周囲で「七夕!7月7日!」という情報が流れ、外部との情報交換が盛んになっています。愛媛県内でも、8月にやる家と7月にやる家に別れています。私の周囲も7月7日が七夕という認識の友人の方がたくさんいます。

おばあちゃんっ子だったマサオカは、古い風習を祖母からそのまま習って「8月7日」と認識していたようです。周りからこうやって昔の風習がなくなっていくのを感じると、少しだけ寂しくなります。

大人になってしばらく七夕イベントに参加していなかったけれど、今年は短冊を吊るしてみようかな。

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