こんにちは。鍵を失くすことに定評のあるマサオカ(@iMassa07)です。
そんな私も、スマートロックを使ってからカギの悩みが一切なくなりました。
スマートロックってなに?
ヨメ
マサオカ
スマホをカギに変えるアタッチメントです!
サムターンに貼り付けるだけで使えるので、賃貸住宅にも使えます。スマートロックを導入してから、ドアの前でカバンからカギを探すイライラから解消されました。生活の質の向上をダイレクトに感じます。
そんなスマートロック業界に、新しい製品が登場しました。
純日本製スマートロック「 SADIOT LOCK 」です。スマートロックマニアのマサオカとしては、日本メーカーが作ったスマートロックが気になる。
ということで、早速手に入れたのでレビューしたいと思います。
本日は、「
- よく鍵を失くす
- 鍵の開け閉めが面倒
- スマートロックを使ってみたい
- 賃貸でもオートロックを使いたい
- 鍵を使いたくない
ここが良い
- ハンズフリー解錠の精度はスマートロック随一
- シンプルなデザインで扉を選ばない
- 低コストで導入しやすい
- オートロック対応
ここが残念
- アプリ動作に1秒ほどラグがある
- Alexa・GoogleHome未対応
目次
サディオロックってなに?
スマートロックっていえばSESAMEやQrioが有名。
聞いたことないけど・・・
ヨメ
マサオカ
創業100年の鍵メーカーが作った、日本製スマートロックです。
国産メーカーらしく、日本の住宅事情に配慮して賃貸住宅に利用できる作り。老舗メーカーは倒産リスクが少なく、継続サポートも安心です。
従来のスマートロックと同じくサムターンに貼り付けるだけで使えるので、賃貸住宅にも使えます。
今回発売されたのは、3つの商品。
SADIOT LOCK本体があれば、自宅で「オートロック」「アプリで解錠」「ハンズフリー解錠」などが利用でき、SADIOT LOCK HubやSADIOT LOCK Keyを組み合わせると「遠隔操作」「専用キーを使った解錠」などの機能が追加されます。
カラーはホワイトとブラックの2色展開です。
USBアダプター「SADIOT LOCK Adapter」も発売されましたが、普通の7.5W USB充電器なので割愛します。
SADIOT LOCKの外観・デザイン
まずはSADIOT LOCKのデザインと内容物をチェック。
内容物は SADIO LOCK本体・リチウム電池×2・両面テープ×2・サムターンホルダー(S/M/L)・スペーサー(大中小)・スペーサー取り付け用ネジ・説明書。
ボディサイズは手に収まる程度の小ささ。サムターン周辺に10cm幅のスペースがあれば取り付け可能です。
触感はサラっとしていて、シリンダー上部にバッテリーを内蔵したデザイン。仕組みはQrio Lockとよく似ていますが、LEDが光るフォルムは近未来的。
ケースカバーを上向きにスライドすると、バッテリーエリアが出現。
電池はカートリッジ式になっていて取り外しが簡単。使い勝手が改善されている部分は、後発商品の良いところです。
カートリッジにはメイン2本+予備2本、合計4本のリチウム電池が入ります。バッテリー持ちはリチウム電池2本で6ヶ月。
メイン電池が切れると予備電池に切り替わり、電池切れによる締め出しを防止できます。予備を合わせると12ヶ月間は電池交換不要です。
マサオカ
一度、電池切れで締め出されたことがあります。
独立したバッテリーケースをSADIO LOCK側面から挿入するので、ドアに取り付けたままでも簡単に電池交換できました。
リチウム電池は2本付属するので購入したその日に使えます。ただこの電池は「試供品」とのことなので、電池切れに備えて予備のリチウム電池を購入しておきましょう。
いろいろなつまみの形に対応するサムターンホルダーはS・M・Lの3種類が付属しています。
鍵の高さを調整するスペーサーは3種類入っていて、扉面から67〜102mmまで細かく高さ調節できます。
一般的なサムターンを持つ家庭では、問題なく設置できる工夫が見られます。
電池を二つ入れた時の重さは199.5gでした。
名称 | SADIOT LOCK |
---|---|
サイズ | W61 ×H123.6 ×D66.7 mm |
重量 | 168g(本体のみ) |
電源 | CR123Aリチウム電池2本 |
電池持ち | 6ヶ月 |
カラー | 白・黒 |
発売日 | 2021年2月3日 |
希望小売価格 | 13,200円 |
SADIOT LOCKの設置・取り付け方法
マサオカ
それでは、SADIOT LOCKを設置していきます。
SADIOT LOCKをドアに取り付ける
- STEP
サムターンホルダーのサイズを確認する
付属しているサムターンホルダー(S・M・L)をドアの内鍵に当てて、最適なサムターンホルダーをSADIOT LOCKの内側に取り付けます。
我が家ではSサイズでした。
- STEP
高さを確認してドアに仮付けする
サムターンの位置を調節して「仮設置」します。まだ仮付けなので、付属の両面テープは使いません。付属テープは一度剥がすと使えなくなります。
サムターンホルダーとサムターンの隙間が3mm以上開かない様に、スペーサーで高さを調節します。
仮設置には、両面テープを使いました。
- STEP
ドア面の汚れを取り除く
貼り付け面の汚れを取り除きます。濡れた布巾で軽く汚れを拭き取る程度でOKです。以前、これをサボってスマートロックが落下したことがあります。
- STEP
SADIOT LOCKを取り付ける
付属の両面テープを裏面に貼り付けて、ドア面に貼り付けます。
場所が決まったら、手でグッと押さえ込んでしっかりと固定しましょう。
最後に、シリンダーケースの裏側にある金属の留め具を引き抜いて完了です。
- STEP
電池を入れる
SADIOT LOCKのケースを外して、カートリッジに付属のリチウム電池を入れます。電源ボタンはありません。電池をいれるだけでオンになります。
「ピッ」っと電子音が鳴りLEDが光ればOK。
これで設置は完了しました。続いて、アプリの設定に移ります。
SADIOT LOCKのアプリを設定する
- STEP
アプリをダウンロードする
アプリストアで「SADIOT LOCK」と検索するか、以下のリンクからダウンロードします。
SADIOT LOCK
U-SHIN SHOWA LTD.無料posted withアプリーチ
- STEP
ユーザー登録する
アプリを開き、ユーザー登録を行います。登録メールアドレスに届く認証コードが必要です。パスワードは半角英数字と記号の複合にしましょう。
- STEP
SADIOT LOCKと連携する
SADIOT LOCK本体とアプリを連携します。ロックの使い方を選びBluetooth接続。
スマートロックに名前をつけて登録します。
- STEP
解錠位置を登録する
ロックの解錠位置を記録して、解錠テストを行います。
テストで正常に動けば設定完了です。
- STEP
設定完了
これで設定が完了。アプリの画面通りに進めるだけなので非常に簡単でした。
SADIOT LOCKに付属する両面テープは非常に強力なので、おそらく落ちることはありません。ただ、このタイプは剥がすときにもかなり力が必要になります。
引っ張って剥がせる両面テープを使った方が良いでしょう。
今までスマートロックには、キレイに剥がせる両面テープ「コマンドタブ」を使っていました。1年以上落下せず固定できて、真っ直ぐ引っ張るだけで簡単に剥がれてテープ跡も残りません。
SADIOT LOCKの機能
続いてSADIOT LOCKにできることを紹介します。操作や設定、バッテリー残量の確認は全てアプリから行います。
- アプリで解錠
- ハンズフリー解錠
- オートロック
- 閉め忘れ通知
- 合鍵のシェア
- 鍵の履歴確認
- 2ロック対応
アプリ解錠
アプリ画面から解錠する、スマートロックの基本機能です。アプリを開いた最初の画面に表示されます。ボタンも大きくて使いやすいです。
SADIOT LOCKを二つ購入すれば2つのロックの同時解錠も可能。
ハンズフリー解錠
SADIOT LOCKは、自宅に近づいただけで鍵を開ける「ハンズフリー解錠」の機能がついています。スマホをポケットに入れておくだけで鍵が開くとても便利な解錠方法です。
マサオカ
めちゃくちゃ便利!!
自宅のドアから半径150m圏内に入るとハンズフリー機能がオンになり、ドアの前に到着すると勝手に鍵があきます。GPSとBluetoothを使う精度の高い機能です。
オートロック
鍵を開けた後、自動で鍵を閉める機能です。オートロックまでの時間は5秒〜5分まで30秒間隔で設定します。
解錠にはスマートフォンが必要なので、締め出しには注意しましょう。
スマホを忘れて何度も締め出されやことがあります。
ヨメ
閉め忘れ通知
締め出しが怖くてオートロックを使いたくないときに便利なのが閉め忘れ通知です。
自宅から150m以上離れた状態で自宅の鍵が空いていると、アプリに通知が届いて鍵を閉めます。
別売りのSADIOT LOCK Hubが必要です。
合鍵のシェア
同居人やゲスト用に合鍵を作成できます。合鍵のシェアには各メールアドレスが必要で、最大で20の合鍵を作れます。
鍵の履歴確認
「いつ鍵が開いたのか、閉まったたのか」を時系列で確認できます。誰がいつ解錠したか確認できるので、「子供の帰宅時間を知る」など使い道はありそうです。
SADIOT LOCK Hubで遠隔操作
別売りのSADIOT LOCK Hubを使えば、SADIOT LOCKを自宅のWi-Fiネットワークに接続してスマートロックを遠隔操作できます。
なお、このハブがなければ「閉め忘れ通知」の機能を使えません。
マサオカ
オートロック機能をオンにする場合、遠隔で鍵を閉める必要がないのでHubを購入する必要はありません。
SADIOT LOCK Keyで解錠
別売りのSADIOT LOCK Keyを使えば、Keyのボタンを押すだけで鍵を開けられます。
スイッチ一つで鍵を開けられるので、スマホを持っていない子供に持たせるのにピッタリです。
SADIOT LOCKの良いポイント・残念ポイント
実際にSADIOT LOCKを使った感想を、メリット・デメリットに分けて紹介します。
残念なポイント:アプリのラグと音声AIへの対応
- アプリ操作は約1秒のラグがある
- Alexa・Googleアシスタント非対応
このアプリ、操作の度にSADIOT LOCKと通信を行います。この通信ラグが目立ちました。
例えば「履歴」ボタンをタップすると1秒以上「接続中」画面が表示されます。この待ち時間が思っていたよりストレスに感じました。こちらはアップデートで改善されるかもしれません。
もうひとつ。SADIOT LOCKはAlexa ・GoogleHomeなど音声アシスタントに対応していません。
音声アシスタントに対応したらどうなる?
ヨメ
例えば、Alexa Echo Flexの人感センサーで鍵を解錠したり、定型アクション「鍵をあけて」のフレーズでリビングから鍵をあけるなんてことができるようになります。
現状では、アプリ・SADIOT LOCK KeyでしかSADIOT LOCKをコントロールできません。アイデア次第でなんでもできる音声AI連携は、今後必須の機能なので対応に期待したいところです。
マサオカ
ソフトで対応できる範囲なので、アップデート期待ですね。
よかったポイント:精度の高いハンズフリー解錠
- ハンズフリー解錠の精度が高い
- 導入しやすい価格帯
一番気になっていたハンズフリー解錠の精度。
SADIOT LOCKはこの精度が非常に高く安定感がありました。
他のスマートロックもそうですが、この精度、なぜか使っているうちにだんだん効かなくなってくるのですが・・・今のところかなり精度が高く、大満足です。この機能は長期的にチェックして行こうと思います。
価格も魅力的で、本体価格13,200円。2万円を超えるスマートロックが多い中、安く導入が可能です。
注意!購入前にサムターン形状をチェック
サムターンの形状によっては、取り付けができないものがあります。
特殊な形のつまみや、ドアノブの形によっては取り付け位置がない場合があるので、しっかりと確認してから購入してください。
取り付けできないつまみの形状
取り付けできない防犯サムターン
まとめ:手ぶら解錠の精度が高いスマートロック
ここが良い
- カギを持たなくて良い
- 手ぶら解錠の精度が高い
- オートロックでセキュリティ向上
ここが残念
- アプリのラグ
- スマートAIに非対応
- 特殊なつまみは取り付けできない
本日は、メイドインジャパンのスマートロック「SADIOT LOCK」のレビューでした。スマートロックで、鍵を持たない生活を初めて見てはいかがでしょう。
マサオカ
ハンズフリー解錠の精度が非常に高い!!
まだリリース直後なので機能面で物足りない部分がありますが、「鍵を安全・便利に開閉する」という理念の元、丁寧に作られていました。両面テープは剥がしやすいコマンドタブを使った方が良さそうです。
アプリUIはボタンが大きく使いやすい。手ぶら解錠も精度が高く、便利に使える製品でしょう。
本日はここまで。ありがとうございました。マサオカ(@iMassa07)でした。