あなたはデスクライトを使っていますか?
私が子供の頃に使っていたデスクライトは、照明をつけると手元が影になって文字が見えにくくなる逆転現象を起こしていました。あれ以来、デスクライトを使っていません。
今回、北欧風デスクライト「BenQ Wit MindDuo」を提供して貰うことになり、かれこれ20年ぶりとなるデスクライトが届きました。
1ヶ月ほど利用したところ、満足度はかなり高いです。
このデスクライトとデスクのバックライトがあれば、部屋の電気を消した状態でも快適に作業できます。なにより、目が疲れなくなりました。
独自技術「導光ルーパー」が良くできていて、眩しさが少なく、環境に合わせた最適な光を提案してくれます。
それでは、BenQ Wit MindDuoをレビューしましょう。
ここが良い
- 柔らかく広がりのある光
- 明るさを感知して最適な照度をマネジメント
- 人感センサー
- スマホみるならデジタル読書モード最高
- USB充電ポート付き
ここが残念
- 色が選べるとなお良し
- クランプタイプはガタつく
目次
タイプは2種類 スタンド型とクランプ型
BenQ Wit MindDuoは、デスクの上に置いて使う「スタンド型」とデスクの天板に挟む省スペースな「クランプ型」が用意されています。私は「クランプ」を選びました。
クランプパーツはデスクに接する箇所が両面ともゴム製になっていて、デスクに傷がつきません。天板下が金属剥き出しのクランプパーツが多い(エルゴトロンのモニターアームでさえ)ので、この細かな気遣いには嬉しくなりました。
マサオカ
「スタンド型」「クランプ型」両方試したい!と思ったあなたに朗報です!
私は後から知ったのですが、Wit MindDuoのクランプ用パーツが2,000円で別売りしています。いろんな場所で使いたい人はスタンドタイプを買っておいて、後からクランプパーツだけ購入すれば両方使えます。
BenQ Wit MindDuo
内容物と組み立て
- 本体
- 電源ケーブル(延長)
- ACアダプター
- クランプ
- 説明書
上部に調光・色温度の操作パネル。
LEDは独自技術「導光ルーパー」によって特殊な形をしています。ライト中央に手をかざして電気をつけるセンサー(右)と、人感センサー(左)がついています。
アームはシンプルですっきりとした作りとなっています。編み込み式ケーブルを使っているので、アームの無機質な感じは全くありません。
アームの左側にUSB端子がついています。
背面に電源ケーブルの挿し口がありました。
ライト本体に続く電源ケーブルは完全に隠されているわけではなく、アームの溝に埋め込まれています。
セルフで組み立てるタイプのスタンドですが、組み立てはかなり簡単です。
クランプパーツをデスク天板に挟み込んで、金属の突起部分にWit MindDuoを装着。後ろのネジをしめるだけ。
デザインがシンプルなだけでなく、USB充電口もあって使い勝手も良さそうです。USBは5V/1A(5W出力)です。
アームは5箇所動くので、いろんなポジションをとることができます。
BenQ Wit MindDuo
明るいのに目に優しい!快適な機能が満載
Wit MindDuoのLED演色性はRa>90。Ra100が自然光と同等の光なので、限りなく自然光に近い光を再現しています。一般的な蛍光灯はRa60程度です。
マサオカ
JIS(日本産業規格)によると、一般家庭の照明器具はRa80以上が推奨とされています
照度範囲は90cm。通常のデスクライトより1.5倍広範囲に広がる光がデスクの端まで届きます。
その秘密がBenQ独自技術「導光ルーパー」です。光の配置と明るさを綿密に配光することで、眩しさを感じさせず均一な光をデスクに届けます。
明るさだけでなく色調の変更も可能で、2700K〜6000Kの色温度に切り替えが可能。
集中したい時には白に近い光を、読書やリラックスしたい時には暖かい光に切り替えて使います。
色温度や明るさの変更は本体上部の操作パネルを使います。パネル中心をタップすると、色温度・明るさの調節モードが切り替わります。
多重影も発生しにくい。
他にも、照度センサーでデスク面の明るさを感知して最適な光を調整したり、センサーを使った様々な機能が用意されています。
手をかざしてオンオフ
ライトの前に1秒間手をかざすと電源オンオフできます。
最適な明るさをお知らせ
照度インジケーターが三色の光でデスク面の明るさを判定します。
赤:暗すぎる/緑:最適/青:明るすぎる状態。
赤/青の状態が30分続くと、照度インジケーターが点滅して「目を休める必要がある」と警告をお知らせする子供にも優しいつくり。
人感センサーで電源オンオフ
ライト裏にあるスイッチを入れると、着席/離席(30分)で電源をオンオフします。
BenQ Wit MindDuo
明るさを調整する便利な3つのモード
丸い操作パネルを長押しすると、モード変更できます。「マニュアル」「読書モード」「デジタル読書モード」の3種類です。「読書モード」「デジタル読書モード」の時はライト前面の照明インジケーターが点灯します。
読書モードは広い光で、均一に照らし、 デジタル読書モードはライトの両端は明るく、中央は光を抑えて映り込みを軽減します。
無段階調光のマニュアルモード
通常はマニュアルモードに設定されています。操作パネルをクルクルと回すと調光・光量を無段階に調節できます。
光の強さは、照度インジケーターで確認しながら調整しましょう。
文字を認識しやすい「読書モード」
色温度が6000Kの太陽光に近い明るさで、ペーパー上の文字を認識しやすくなっています。青白い光で、読書に一番最適なモードです。
青白い光が文字の識字率を高めます。スマホで電子書籍を読むとちょっと明るすぎます。
スマホへの映り込みを軽減する「デジタル読書モード」
色温度4000Kのデジタル読書モードの色温度は4000Kでライトの両端を明るく・中央の光を抑えたモードで、スマホへの光の映り込みを軽減します。
読書モードと比べて柔らかく控えめなオレンジの光。紙の読書にも使えるし、スマホの映り込みがかなり減るので基本こちらを使っています。
モード比較
マサオカ
映り込みが少ない「デジタル読書モード」が読みやすい!読書モードは少し眩しすぎます。
マサオカ
白背景の紙書籍には、青い光の「書籍モード」が読みやすい!
BenQ Wit MindDuo
本体は文句なし最高!クランプのガタつきが残念
本体の性能・質ともにかなり満足のいく製品でした。でも一つだけ残念なポイントがあります。
マサオカ
クランプと本体の隙間がガタつきます。
クランプ自体の作りは良く、ゴム製のクッションが衝撃を吸収する作り。デスクライト本体も最高。
なのにこの二つを組み合わせるとクランプと本体の接触部がグラグラと揺れます。細かい人にしか気づけないレベルなのでしょうが、高価なデスクライトなので細部の作りにまでこだわって欲しかったです。
Youtubeの動画を観る限り、スタンドタイプはそういったガタつく様子はありませんでした。
マサオカ
一度クランプパーツを交換してもらいましたが、ガタつきは直りませんでした。
本体部分はかなり良い製品なので、BenQ Wit MindDuoを購入するならスタンドタイプをおすすめします。スタンド型を買った後から別売りのクランプパーツを購入できますが、クランプ型を買ったあとスタンドパーツは購入できません。
本当にこの部分以外の満足度は高いです。
- 価格:24,800円
- サイズ:38 x 47 x 32cm
- 重さ:1.2kg
- 照度:2000 Lx(中心直下、高さ40cm)
- 光源:2700K電球色~ 6000K白色、Ra>90
- 素材:アルミ、ポリカーボネート
まとめ:デスクライトを侮ってはいけない
ここが良い
- 柔らかく広がりのある光
- 明るさを感知して最適な照度をマネジメント
- 人感センサー
- スマホみるならデジタル読書モード最高
- USB充電ポート付き
ここが残念
- 色が選べるとなお良し
- クランプタイプはガタつく
「高級デスクライトということは、めちゃくちゃ明るいってことかな?」と考えていましたが全然違いました。BenQ Wit MindDuoは、環境に合わせて最適な光を提案するジーニアスなデスクライト。
1週間使った今、部屋のシーリングライトを消してデスクライトと間接照明の明かりだけで作業しています。この方が目が疲れないんです。
マサオカ
PC作業にもデスクライト、アリでした!
デスクを明るく照らすので、勉強机やプラモを組み立てるような精密作業をする環境にも最適なライトでしょう。
ただ、クランプのガタつきのせいでタイピング中に小刻みに揺れるのが気になっています。購入するならスタンドタイプをおすすめします。デスクスペースの節約のためにクランプにしたのですが、ここだけが本当に惜しいポイントです。
本日はここまで。ありがとうございました。マサオカ(@iMassa07)でした。
Q
LEDライトの寿命は?
A
LED寿命は50,000時間で、毎日8時間使用したとすると17年間使えます。ライトの交換はできません。
Q
消費電力は何Wですか?
A
18Wです。
Q
クランプできる天板の厚みは何センチまでですか?
A
最大で6cmの天板まで使えます。