この記事は「ピエールポランF031デスク」のレビュー記事となります。
サイズ感や仕様感を細かくレビューしていきますのでよろしくお願いします。
マサオカ
こんにちは!マサオカ(@iMassa07)です。
この度、念願だったデザイナーズデスク「F031」を購入しました。(2018年10月)
和室に置いたら「和モダン」な雰囲気に!
現在は、このような感じでミッドセンチュリーインテリアと合わせて書斎で使っています。
やはりF031の美しさを引き立てるには、フローリングが最適なようです。
一時期 27インチモニター2枚をひとつのモニターアームで固定するというかなり負担がかかる使い方をしながら5年使いましたが、天板は全く歪みがなく、かなり快適に使えています。
デスクのような大型家具は、部屋のインテリアイメージをガラッと変えてしまうもの。
イメージ通りになるように、しっかり考えて買いましょう。
ピエールポランが欲しいけど、最後の一歩が踏み出せない!そんなあなたの購入決定の指標にできるよう、事細かくレビューします。ご覧ください。
マサオカ
私は9年間迷いました。
目次
F031はミッドセンチュリー家具の代表作
ミッドセンチュリー家具とは、1950年代にデザインされた古くてポップな家具の総称です。
多くは1940〜60年までに作られたデザイナーズ家具をそう呼ぶことが多いですね。
この家具で統一したインテリアは、バラバラに見えるのになぜか統一感があるのが魅力。
このカオスが美しい。
たとえば、”長崎グラバー園”や、となりのトトロ”サツキとメイの家”のように、異国の建築技術が融合してごちゃ混ぜに見えるのになぜか一体感を感じる雰囲気が大好きです。
そんなミッドセンチュリー家具の中でも有名な家具メーカーがピエールポラン。
その代名詞とも言えるデスク「F031」を購入したのでレビューをします。
F031は十分なデスク幅130cm
F031のサイズ感から紹介しましょう。
デスク横幅は130cm。ノートパソコンひとつで作業するには十分のサイズ感と言えます。
実質の作業エリア、黒い天板部分サイズは横幅87cm。
奥行きは59cmとなり、ノートパソコンを置いても作業スペースが十分に取れるサイズ感となります。
F031デスクは全てが受注生産のため、注文時に黒い天板のサイズが変更可能です。
物足りなければ、横幅を拡げることができます。
ただ標準サイズ130cm×59cmでも畳1枚を占領しています。
賃貸住宅でこれ以上のサイズを置くのは難しいでしょう。
天板サイズ | 幅1300×奥行590mm |
天板サイズ(黒のみ) | 幅870×奥行590mm |
高さ | 725mm |
天板・引き出し・脚部は3素材が混じったデザイン
天板、引き出し、脚部はそれぞれ異なる素材で構成されていて、素材使いの配慮や細部のディティールへのこだわりが随所に見られます。
F031の魅力|メトロクス
黒とオークの二色で構成されたデスクは、ひときわ美しさを放っています。
天板にはマットな質感のメラミン化粧板、引き出しにはオーク材、脚部はスチールが使われています。
「脚が細くて荷重が心配・・・」
実はこの脚部、パイプ(中が空洞)ではなくスチールの棒になっていて強度はバツグンです。簡単には曲がりません。
マサオカ
その代わり、このデスク25キロあります(笑
背面も作りんでいるので置き場所を選ばない
360度どこから見ても美しく見えるように、背面もしっかりと作り込まれています。全てメイドインジャパン。安心の品質です。
部屋のど真ん中に置いたり、受付に使うことだってできます。
神は細部に宿るとはよく言ったものです。
販売元は「ピエールポラン」ではなく「メトロクス社」
メトロクス社が販売元になっています。ピエールポランじゃない?と心配になる人も多いでしょうが、ピエールポランはフランスを代表するデザイナーの名前。
メトロクスは、ピエールポランからこのデスクの販売権を買い取っています。メトロクス社が扱うF031は本物です。
ヨーロッパや日本に誕生した良質なデザインプロダクトを再生産する復刻事業や、これからの時代を担う新しいプロダクトを創り出す企画等を手掛けている会社。
修理もメトロクス社が行います。すべてのパーツの修理が可能で、工場へデスクを送ってパーツを新品と交換します。(修理費用は見積もりです。)
F031デスクをお迎え
F031が届くと、開梱作業から設置までを業者さんが全てやってくれます。ここまでが値段に含まれているみたいです。
設置作業と言っても、引き出しの取っ手をつけるだけですが。
納品直後はこんな感じです。
取っ手装備後。こんなところのネジ穴を目立ちにくくする加工が。
細かいところにこだわってるのを見ると惚れ惚れしますね。
ほぼ畳一枚分を占領する広いデスク幅
まず最初に感じたのが、サイズ。幅は測っていたつもりでしたが、実際に置くと存在感がすごい。
MacBook Pro13インチがめちゃくちゃ小さく見えます。奥行きも十分に感じます。59cmでした。
洋室にも和室にもマッチする美しいデザイン。さらに広々と使えるって最高です。
A3サイズの書類が余裕で入る引き出し
引き出しの収納力も結構あります。
A3サイズより一回り大きいくらいの横幅なので、ファイルをそのまま寝かせて入れることができます。
こんなところに、本物の証サインプレートがついています。かっこいい。
この引き出しは仕切りがないので、無印良品のABS樹脂トレーで小物の仕分けしています。
黒のメラミン化粧版は傷が付きにくいけど指紋がつきやすい
メラミンは固く、擦り傷は付きにくい素材です。マットな質感が美しさを引き立ててくれます。
ですが、黒色家具の永遠の課題かもしれませんが、指紋(皮脂汚れ)が目立ちやすい。
気になる人は、湿らせたタオルで定期的に拭いてあげるといいと思います。
全てを凌駕する圧倒的存在感
メリットデメリットをまとめていて、ふと思いました。
このデスクを使うなら、多少のことは我慢できます。それくらい圧倒的な存在感とデザイン性。
和室にただ置くだけで、部屋のイメージが一気に変わり「和モダン」になりました。
良いデザインは、周りの全てを引き立ててくれます。
所有欲ががっつり満たされるデスク。それがF031なのですね。
マサオカ
いやぁ〜ピエールポランって、本当にいいものですねぇ〜
ピエールポランF031まとめ
ここが良い
- 部屋の印象がガラリと変わる圧倒的
- 天板サイズは十分すぎる130cm×59cm
- 引き出しの容量が大きい
ここが残念
- 賃貸住宅にはサイズが大きい
- 黒い天板は指紋が目立つ
- デスク裏にケーブルトレーはない
- メラミン化粧板でも傷はつく
- 重すぎて気軽に模様替えできない
デザイン | ピエール・ポラン (1953年) |
ブランド | メトロクス |
生産国 | 日本 |
サイズ | デスク 幅1300×奥行610×高さ725mm 引出し 深さ:上段85mm、下段110mm |
材質 | 天板:メラミン化粧板 取手、脚部:スチール 引き出し:オーク |
仕様 | 重量:25kg 受注生産品:通常5日〜10日程度 組立不要(取っ手の取付のみ) |
本日は憧れのデスク、ピエールポランF031の購入レビューを行いました。
美しいデザインで、魅了されること間違いなし。洋室にも和室にもあう、美しいモダン家具。
あなたもミッドセンチュリー家具にチャレンジしてみてはいかがでしょうか。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
ピエールポランを購入することになった経緯
私は昔から、インテリアとか文具みたいなものが好きでした。中学時代くらいから興味を持ち始めたわけなんですが、もちろん家具を買うお金なんてなくて、その代わりなんどもなんども部屋の模様替えをしていました。
いつ言葉を知ったのかは忘れてしまったけど「ミッドセンチュリー」の家具に囲まれることが夢で、ジョージネルソンの時計やイームズのラウンジチェア・アローンチェアはいつか絶対買いたいと憧れ続けた学生時代でした。
9年ほど前、私は東京で大学生をやってたんですが。
大学からの帰り道、ふと寄った池袋の家具屋さんで展示されていたのが、ピエールポランのF031デスクでした。実物を見たのは初めてでした。
すごくかっこよくて、展示されていたその机に一瞬で惚れたのを覚えてます。
でも、当時20歳程度。お金もないし人間としてもダメなやつでした。おばあちゃんにもらった成人祝いを使い込むくらいにはダメ学生だったので、こんな高級家具は買える筈もない。
しょうがないのでF031を写真に撮って、商品名をメモして帰りました。
それから9年経って、相変わらずほしいものリストにはずっといたわけなんだけど、こういう趣味全開の家具って優先順位が後回しになるんですよね。
当然です。16万円の机よりも、目先で必要なものは多い。
結婚して子供も生まれて、趣味にかけられるお金も少なくなりました。
独身時代に乗っていたフェアレディZも売ったし、通っていたダーツバーにも行かなくなりました。
少ないお小遣いを貯めてためて、いつか買えればなーと思っていたくらいです。プライベートでデスクワークをする機会は少なかったので、あのままだったら一生買うことはなかったかもしれません。
一年ちょっと前、適当なノートパソコンをリビングで開いて、ブログとアフィリエイトを始めました。
会社から帰った後、子供を風呂に入れ、寝かした後にかちゃかちゃとやる毎日。時間は足りなかったですが、自分のデスクを持つほどではないかなと思ってました。
そんな生活が一年過ぎた頃、収益は仕事の月給を上回る様になりました。相変わらずリビングでかちゃかちゃやっていたのですが、色々と問題が出てきたんです。
当然プライベートゾーンがないので、積んでいた「経費用の領収書入れファイル」がなくなったり「レビュー前の商品」が忽然と消えるようになりました。
ものを探す時間を減らすために、整理整頓を徹底してる私にとって、これがストレスになってしまいました。
ということで、副業の収益で購入することに決めたわけです。
こうやってブログを書いていないと、一生買うことはなかったと思います。
これからは、このデスクで色々と作業できると思うと、テンションが上がってきました。
さあ頑張ろう!
こんな、ただの回想みたいなところまで読んでくださりありがとうございます。今後もマサオカブログをよろしくお願いします!
終わり!
椅子も、ミッドセンチュリー家具の括りでイームズのシェルチェアにしました。こちらは、ネットでリプロダクト品が安く手に入ります。こちらでもいいと思います。
このデスクを使って「MacBook Proをおしゃれに使う」という記事も書いていますのでよければ読んでくださいね。