トムとジェリー。短気で怒りっぽいネコのトムと、悪戯好きで狡猾なネズミのジェリーが繰り広げる ドタバタ寸劇アニメ。もちろん知らない人はいない名作だ。
「一枚上手なジェリーに、煮湯を飲まされるトム」という構図がテンプレ化している。

一部の視聴者に「かわいそう」と思われるくらい、トムはひどい仕打ちを受ける。紙のようにペラペラになるのは日常茶飯事。
フライパン、階段、花瓶のカタチに体が変形するくらい殴打されるのだ。
そんなリアクション芸の礎を作り上げたトムが、次はAirPods Proケースに変形していた。

幼い頃の思い出や何やらがか重なり合い、気づいたら自宅に届いていた。
目次
AirPods Proケースとして使えるのか?

パターンは花瓶Verしか見つけられなかったが、しっかりトムとジェリーしている。作中の花瓶トムはもう少しスマートだった気がするが、AirPods Proに合わせてさらに変形させられたようだ。

ケース上と下パーツが分離する作りのようで、トムは花瓶にされた上に首元でバッサリ切断されている。これを作った人はジェリーより鬼畜だ。

しかも作りこみがかなり甘い。シリコンのバリ取りは全然だし、キーチェーン用の穴は開いてない。トムはこんなところでも不遇な扱いを受けるのかと思うと悲しくなってくる。

肝心のAirPods Proケースとしては、なぜかしっかり作られていた。ピッタリハマって取り出すのが大変なくらいジャストフィットだ。



ボディは花瓶を意識されているぶん、かなり分厚い。


ライトニングケーブルはめちゃくちゃ深くまで刺さないといけないし、ワイヤレス充電は当然使えないので注意して欲しい。
不便なポイント
しばらく使ってみて、日常的に使いにくいポイントがわかってきたので紹介しておきたい。
- めっちゃ重い
- 腰につけるとフタが開く
まず第一に、このケースめちゃくちゃ重い。


AirPods Proを入れると180gを超える。缶コーヒーと変わらないくらいの重さになるわけだ。Appleのエンジニアが血の汗を流して1g単位で軽量化を行なった背景を考えると、心が痛くなってきた。
そしてもう一つ、腰につけるとフタが簡単に開く。

ストラップホルダーを使って腰につけると、トムの頭が重すぎて簡単にケースのフタが開く。ただ開くだけならまだしも、この角度はやばい。

というわけで、ストラップホールは一生使われることがない。

もちろん愛用のガジェットポーチに入らないサイズなので、カバンに入れて持ち運ぶようになった。

これだけ不便が多いのに、妙な愛着で持ち歩いてしまう中毒性がある。
トムをポケットに入れて持ち運ぼう

いつぞやの魔法陣充電器くらいインパクトのあるアイテムだった。
軽さや質感・高級感を求める人には全くおすすめできないが、ちょっとあったら面白いAirPods Proケースだった。


ただ、ほんとにデカイから気をつけて欲しい。
本日はここまで。ありがとうございました。マサオカ(@iMassa07)でした。